タブレット戦国時代到来から見て

ドコモからGalaxy Tabが既定通り発表されましね。いよいよ、スマートフォンに続きタブレットも本格的な戦国時代へと突入するのでしょうか?
当然避けては通れない道だと思います。他社はカメラやメモリスロット等を売りにiPadとの差別化をアピールしています。当然ですよね、コンシューマには分かりやすいアピールポイントですから。
ですが、これらの機種は全てiPadが先行して市場に出ていた事で他社は具体的な宣伝方法が作れたのです。iPadがベンチマークとなったわけで、けしてその良さを単独でアピール出来ている訳ではないのです。過去タブレットデバイスは色々と出ましたが、泣かず飛ばずの結果でした。それがここに来てタブレットブームの再来。ハードウェアが進化したから実現出来た事とも言えますが、市場に溢れる程あるデバイスを的確に組み合わせてコンシューマに訴求する事が出来たのは、iPadが初めてであり、その成功があったからこそ他社も動き出しが訳です。現にhpは先行してタブレットを今年の初めのCESで披露しましたが、その後を躊躇しています。最終的には、WebOSを搭載する形で落ち着きそうです。
Appleは、iPadで既に半年他社に先行しているだけでなく、色々なマーケティングノウハウ、またタブレットに対するニーズ、利用シーンを蓄えています。
来年登場するであろう2世代目のiPadは、今の第一世代機のフィードバックが盛り込まれているはずであり、今既に他社がアピールしている差別化自体が古びたものになると思います。それはカメラとかを搭載するだろうとかそういう事ではありません。カメラはつかないかもしれない。でも、それはAppleがこの先行期間に手に入れたニーズや利用シーンを見極めて選ばれたコンポーネントが搭載されるからなのです。彼等がNoと言った機能があれば、それはAppleが愚かなのではなく、そういう選択をした結果、充分だと判断したからです(結局他社か見れば差別化になるのでしょうが、本当の意味でコンシューマが想定出来ていない利用シーンに対しての差別化のアピールは意味がないものと思っています)。
テクノロジやデバイスは進化し続けげいきますが、コンシューマデバイスを生業としているAppleは結局ユーザが使えなければ意味が無い機能は搭載しません。コンシューマのテクノロジに対して利用するスキルや利用シーンが明確になり始める直前をうまく見極めて市場に投入するのがAppleなのです。iPadはPC以上にコンシューマをターゲットとしたデバイスなのです。

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