Scottに何が起きた!?


突然舞い込んできた、Scott ForstallとJohn Browettの退任。
まぁ、John Browettの関しては、特に無いかなぁ。色々問題もあったようだしね。やっぱRon Johnsonの存在って大きかったんだね。

問題というかびっくりなのはScottの方。
Scottと言えば、Jobs後継者と言われたりしてたし、iOSを作り上げた人として有名。Next時代からJobsの下で働いてきた一人なのはご存知の人も多いはず。今回色々な記事を読むと、iOS 6のMapsで謝罪しなかった事、彼の日頃の態度に問題があった事が取り上げられている。
それが事実かどうかはAppleも当の本人も口を開いていないわけだから(今後も開くことはないと思われる)正直現時点で知る由もない。色々な筋の人達から漏れ伝え聞く話がネットに出ていますが、Mapsに関して謝罪しなかった事が問題だったのではなく、退任を招く引き金だっただけで、日頃の態度の方に問題があったのかもしれない。
ただ、Jobsの若い頃も無茶苦茶だったことは、今となっては多くの人がやはり知っている事。Scottが、同じく無茶苦茶(横柄?)だったとして、退任まで追い込む程だったのだろうか?JobsがScottを保護してきた存在だったとしたら、自信に満ちたScottをかつての自分を重ねて制御してきたのかもしれない。

この人事はいよいよTim Cook体制のAppleを作り上げて行くきっかけになると思われる。後任のCraig Federighiが、OS XとiOSを管轄していく。
これは、これでOS XとiOSが本格的な統合(一つになるという意味ではなく)に向けて、一段とAPI等が整備されて行くのかもしれない(例えばモバイルでもデスクトップでも同じアプリが動く。Mac App StoreとApp Storeの統合等)。そういう流れも考えられる。

Jobsは生前、2〜3年のロードマップを残したと言われている。それが何だったのか、今回のScottの退任は、関係があるのか?Jobsのロードマップに忠実であろうとしたのか?色々な憶測は立つと思うが、個人的にはあの自信に満ちたプレゼンテーションが聞けないのは大変残念でならない。

でも、かつてJobsがそうであったように、一度追い出されても帰ってきて更に成果をあげている人もいる(Federighiも一度出たことのある一人)。
そういう意味では、もう二度とScotteの勇姿が見れないわけではない…。

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