2017.02.10更新
FCPX10.3に合わせて記事を起こし直しました。
Final Cut Pro X(10.3)でプロキシ編集と素材の管理、HDDの容量を考慮した作業フロー
—
少し時間が空きました。前回はFinal Cut Pro X(以下FCPX)の素材の扱い方と、そこから派生するプロキシ素材の考え方を書きました。
今回は前回の素材の置き方を元により具体的な方法を考えてみます。それは、素材をFinal Cut Eventsフォルダから解放させて任意のフォルダ内にオフライン(簡易編集)用素材も含めた全部の素材を置きつつ、全体のデータ容量を押さえたフローを考えます。
そもそもProRes422(HQ) / ProRes422を作る必要が無い、使う必要が無いじゃないか、というご意見もあるかと思いますが、AVCHDなどMP4ベースの素材は、カラコレ等を行う編集には不向きなフォーマット(コーデック)で、「画質」を考えた編集をするなら、ProRes422(HQ) / ProRes422での作業は作品の基本的なクオリティを支える上で重要です。
少しでもいい状態で編集を行うなら、非圧縮素材を使う事が重要です。また、収録されたメディアのフォーマットも重要(出来ればここも非圧縮で)になりますが、ここは比較的現実味のあるフォーマットであるProRes422(HQ) / ProRes422 を選択し、また、収録フォーマットも民生で多く使われているAVCHDを主体とした考え方にしています。