IBMがiOSだけでなくMacまでも支援するサービスを発表

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衝撃的だったIBM MobileFirst for iOSが発表されてから、AppleとIBMによるエンタープライズ支援は、多くのアプリをリリースし、日本郵政グループがそのサービスを受ける事になったりと順調に進んでいました。

今週は、それをさらに一歩進めるMacラインナップもエンタープライズ用として活用出来るように、クラウドベースのサービスを発表しました。
すでにMac At WorkとしてWEBサイトも立ち上がっています。今は、まだIBM側からコンタクトを取るような形で登録フォームがあるのみですが、時期に色々なソリューションが紹介されるのかもしれません。

AppleとIBMの関係で見ると、過去色々トピックが多いですね。

  • Tim Cookは昔IBMに在籍していた事がある
  • 本当のパーソナルコンピューターを目指してAppleが生まれた
  • 1984のCM
  • PowerPCとPowerMac
  • Taligent OSとPinkというソフトウェア

etc…
色々ありますが、iOSデバイスではなくMac製品というのが今回のニュースの衝撃であり、かつてのPowerPC時代の日々を思い起こします。

IBMはThinkPadなど自社製品をLenovoに譲渡してから、色々変革を進め、BYODも促進してきた中で、クラウドに比重を置いていく中で、クライアントデバイスを選ばないという戦略からMacを社内で使っている人は結構いるという話を聞きました (SoftLayerのイベントでも、Macでプレゼンしている人多かったなぁ…)。
そんな自社内でのMacの導入・運用実績がノウハウとなり、今回の発表にも一役買ったんではないでしょうか。
すでに5万台以上のMacBookが動いていると言う事ですから、規模で言えば相当な数ですよね。

歴史を振り返るとAppleとIBMは、近づいては離れてはという関係を繰り返しています。
今回の連携がどれくらい続くのかわかりません。なんせ、お互いビジネスですから、突然終了なんて事も可能性としてはあるわけで…。ただ、この連携事態は、お互いにとってメリットが大きいと思うので、長く続いて欲しいですね。Appleが苦手なビジネスエンタープライズは、IBMによって補完されていくんでしょうね。

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