Apple + Cisco iOS分野で提携

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8月末に、iOS分野でAppleがCiscoと提携していく事が発表された。
IBMとのエンタープライズ分野での提携は記憶に新しく、その後エンタープライズ向けのアプリは適時投入され続けている (過去記事その1その2)。
Ciscoとの提携もAppleが積極的に(苦手な)エンタープライズを推し進めていくのだとしたらIBMのケースが既にあるのでそこまで大きな驚きではないが、詳細はわかっていない。IBMの時も、すぐに何かが表面化して発表されたわけでは無いから、少し時間が必要なのかもしれない。
とはいえ、早速CiscoのWEBサイトにこの提携によって出来たであろうサイトが出現しています (中身はほとんどありませんが…)。

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プレスリリースを見て現時点でわかっている事は以下の事だ。

  • Fast Laneの構築
  • デスクの電話とiPhoneとの間でシームレスな体験
  • iOSに最適化された体験となるモバイル、クラウド、そしてCisco Spark、Cisco Telepresence、Cisco WebExといった事業所内の横断的なコラボレーションツールを提供

テレコミュニケーション分野でCiscoと提携して行くのは、iPhoneにとっても大きい意味を持つでしょう(日本でどれくらいのCiscoのそれが広まっているのかわかりませんが)。気になるのは、「Fast Lane」。これが何をさしているのか?新しい独自プロトコルとは考えにくいですが、具体的にどういう手段をもって「Fast Lane」というのか気になります。

今後数カ月のうちに何かが見えて来るのではないかと思われ、その動きが気になります。

東北新幹線のWi-Fi事情

先日の仙台出張では東北新幹線・はやぶさに乗って行きました。E5系のはやぶさは、2011年3月から営業運転が開始された車両です。そんなに古くないし、最近の車両でのWi-Fi提供は、新幹線どこも同じだろうと思っていたら、東北新幹線はまだだとか…。

こちらのJR東日本のリリースを見ると試行サービスが一部車両(具体的にどれかは不明)で提供されているのみで、まだまだこれからのようです。

そんな事言って結構あるのでは?なんて期待してみたのですが、残念ながらWi-Fiは飛んでいませんでした。

リリース見ると分かりますが、そもそもが1編成で試行サービスが開始されて現在は3編成だとか。たった3編成です。こちらの記事によると1日の東北新幹線の本数が以下のように書かれています。

通常ダイヤで東京駅を発車する東北新幹線(連結運転の秋田、山形はここでは数えず)は83本ある。

そのうちの3本でWi-Fiが使えると。つまり、ほとんどの本数では使えないという事になります。
頑張ってテザリングするしかないようです。

なお、電源は窓側席には足元にあります。通路側に座ると、電源を利用する事はほぼ無理という事になります。

東京に帰る時は、「はやぶさ」をやめて「やまびこ」にしてみたのですが、「はやぶさ」と同じE5系の車両だっため、新しい発見は無し。E2系を期待していたのですが…。

東海道新幹線に比べて、東北新幹線はこの辺のインフラが遅れているのでしょうか。需要が無いということはないと思うのですが。

E5系の車両は、席はゆったり座れるし、揺れもあまり気にならないしで、作業そのものは、結構はかどります。結局テザリングしながらではあったけど、そこそこの数のメールをiPadで処理していました。