OS X Server 5登場

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先週金曜日に突如リリースされたOS X Server 5.0.3。初リリースなのにもう、5.0.3なの?というツッコミもありますが、このタイミングでのリリースは、iOS9を見越してのということでしょうね。そして、数日おいた22日には、早くもマイナーアップデートの5.0.4が登場。何かしらの致命的なバグでも出ていたんでしょうか。

今回からYosemite、El Capitan両方で動く仕様になっています。
これは、初の両バージョンにまたがる仕様ですね。
さらに、Yosemite用として買ったOS X Server 4(最終リリース4.1.5)から、5.0.3へは無償でアップデート出来ます。これまでOS Xのバージョンが上がる度に買っていたOS X Serverでしたが、遂にアップデート対象となりました (Final Cut Pro Xと同じ)。まだな人は、App Storeを立ち上げてアップデートを確認してみてください。

ということで、早速OS X Server 5.0.3(その後5.0.4へ)にアップデートしました。

インストール後、OSXServer.appを起動すると各種サービスのアップデートがかかりますが、動かしているサービスの量にもよるのかもしれませんが、思いの外かかりました(1時間くらい)。そこをジッと待つと、元のOS X Server.appとして再び使える様になります。

osxserver5

下の変更点にも書いてありますが、UIが更にシンプルになりました。
ただ、OS X Server 4 の時と劇的に変わっているわけではありません。より、統一性のあるデザインに変更になったという感じでしょうか。

OS X Server 5 になってからの変更点は以下になります。

  • OS X Server 5.0は、よりすっきりとした統一感のあるインターフェイスを備えています。
  • OS X Server 5.0は、バージョンが異なるオペレーティングシステム上でも使えるようになりました。OS X Yosemite 10.10.5を搭載したMacでも、OS X El Capitan 10.11を搭載したMacでも、同じバージョンのServerが使えます。
  • OS X Serverがネットワーク診断テストを行い、あなたのサーバにインターネットからアクセスできるかどうかを確認できます。新しい診断テストには、特定のウェブサイトにアクセスできなくなった場合や、DNS MXレコードが誤って設定されていたり失われている場合に検証できる機能が含まれています。

キャッシュサーバ

  • キャッシュサーバは、iCloud Drive内の書類や写真など、iCloud上にあるデータのダウンロードを高速化します。iCloud Accelerationを有効にすると、ユーザーが同じネットワーク上で複数のデバイスを使っている場合にiCloudからダウンロードされるデータ量が軽減されます。

ファイル共有

  • iOS 9ユーザーは、簡単にOS X Serverにアクセスしたり書類を保存できます。共有ポイントを作成すると、iOSデバイスでそのポイントを共有でき、SMBやAFPといった従来のファイル共有プロトコルを使ってアクセスできるようになります。これにより、ユーザーはiOS 9とOS X 10.11の両方から書類を開き、編集し、保存することができます。

プロファイルマネージャ

  • プロファイルマネージャは、新しいMDMコマンドとクエリ、およびiOS 9とOS X 10.11に導入された構成プロファイルのペイロードと設定に対応しています。

iOSとOS X

  • デバイスごとのVolume Purchase Program(VPP)アプリケーションの割り当て:ユーザーのApple IDの代わりにVPPアプリケーションをデバイスに割り当てることで、Apple IDを設定したり登録案内を送ることなく、iOSデバイスとMacコンピュータにVPPアプリケーションをインストールできます。
  • VPP Managed Distributionによる移行:アプリケーションやユーザーデータを削除することなく、すでにデバイスにインストールされているアプリケーションを、ユーザーのApple IDへの割り当てからそのデバイスへの割り当てに移行します。
  • アプリケーションのインストールを改善:App Storeが起動していなくてもApp Storeにあるアプリケーションをインストールできます。これには、新しく割り当てられたアプリケーションと、アプリケーションのアップデートが含まれます。

iOS 9

  • シングルサインオン:Kerberosを使うように設定されたアプリケーションでは、ユーザーがそのアプリケーションにログインすると、自動的にアプリケーションごとのVPNが起動します。
  • 設定アシスタントの手順をスキップ:Device Enrollment Program(DEP)に登録されているデバイスは、設定アシスタント内の「設定」パネルで、新しく加わった「Androidから移行」オプションを削除するように設定できます。
  • 最新のiOSへのアップデート:DEPに登録済みの監督されているデバイスを、最新のiOSにアップデートします。
  • ネットワーク利用ルール:ネットワーク利用ルールにより、組織は管理対象アプリケーションが携帯電話データネットワークなどのネットワークを使う方法を指定できます。例えば、携帯電話ネットワーク経由時やほかのネットワーク上でローミングしている時に、アプリケーションによる接続を制限することができます。このルールは管理対象アプリケーションにのみ適用されます。
  • 新しいデバイス制限:Mail Dropを無効にしたり、新しい企業アプリケーションの作成者を信頼しないようにします。アプリケーションが管理対象になっている時に、AirDropの使用を禁止します。
  • 監督されているデバイスの新しい制限:壁紙の変更、デバイス名の変更、iCloudフォトライブラリの有効化、キーボードショートカットの使用、Apple Watchとのペアリング、パスコードの設定を禁止します。
  • OS X Serverアカウントは、iOS 9の「設定」アプリケーションにある「メール/連絡先/カレンダー」セクションで追加できます

iOS9、watchOS2とリリースされて、いよいよ残るはEl Capitanです。10月1日には登場するようなので、楽しみに待ちましょう。

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