「Mac for Business」ページがリニューアル

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今年は、AppleのWEBサイトはちょこちょこリデザインをしている。
Apple Storeのタブがなくなって、製品ページと一体化したりしたのが大きい変化だけど、ここ最近のエンタープライズへの取り組みを表すかのようにMacのビジネスサイト「Mac for Business」のサイトデザインがリニューアルされています。

A brand new day for business.

という言葉とともに、大幅にデザインが変更されています。
最近の、Appleサイトのデザインにそう形になったとも言えますね。

iOSでIBMとエンタープライズ分野での連携を発表して、それがOS X側にも拡大されて、IBMのサイトには、Macに関するページも出てきたわけですが、このリデザインされた「Mac for Business」ページにもIBMでの事例が記載されています。
すでに、ニュースで報じられた内容もありましたが、要約すると以下のような感じです。

  • 特にトレーニングや、インストラクションなしでMacを簡単に使うことができたこと – OS Xを自宅で慣れ親しんでいるからこそである。
  • IBM内のPCユーザの問い合わせが40%あるのに対して、Macユーザからの問い合わせが5%しかないこと。
  • PCユーザに対してMacユーザに対するコストは一人当たり$270節約できたこと。
  • IBM内では1日250台出して、すでに13万台Macbook系(無印、Air、Pro)に入れ替えた。
  • 渡すMacには特別なことをしてなくて、MAMであるJAMFソフトウェアを組み込んで渡している。
  • Mac@IBMプログラムはこれらの実績を踏まえてより良いサービスを世界に広めることにした。

  MobileFirst Managed Mobility Services for OS X

他にも、全ての仕事にパワーとパフォーマンスがいかに優れているかを説明しています。これはApple好きな人にはおなじみの説明ですね。
OS XとiOSの連携がいかに便利かも説明されています。
そして、OS Xの革新性だけでなく、サードパティアプリMicrosoft Office 2016、Slack、Autodesk Fusion 360に、Xcode、Swiftも紹介されています。

OS Xの導入については、Appleによるこちらのサイトに基本的なことが書いてあります。
OS X導入リファレンス(日本語)

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今や、あのIBMがAppleを担ぎ、そしてまた、AppleもIBMを担ぐ…。凄い時代になったものです。
でも、今のIBMを見ると、もうPC部門はLenovoの出しちゃったし、製品と言ってもサーバのPower Systemばかりで、Appleとぶつかる部分ってないんですね。むしろ、そういうユーザが使いたいデバイスから積極的にSoftlayerだったり、エンタープライズサービスを使ってもらわなければいけない立場になったので、ユーザに支持されるMacをIBMとしても担いだ方が得なんでしょうね。
一方で、AppleとしてもIBMクラスの巨大エンタープライズでの導入実績が欲しい。仕事でMacを使っている人が増えてきてはいますが、SOHOやITベンチャーレベルだけでなく、もっと大企業に導入してもらいたい(それは単純に導入実績数という数字が大きいからでもあるが、より良いものを使って便利になって欲しいという願いも当然あると思うけど)。だからこそ、IBMという多くを語る必要もないくらいのインパクトある事例をこの新しい「Mac for Business」ページに載せているんだと思います。

日本のページはまだ古いビジネスサイトのままですが、早く翻訳されるといいですね。

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