
シアトルに行った目的は、ボーイングの工場見学Future of Flightと、博物館THE MUSEUM OF FLIGHTの見学でした。
飛行機に乗るのが好きな身としては(と言っても頻繁に乗れてもなく、乗るという行為そのものが非日常感があって好きなだけですが)、せっかくだから行ってみようと。で、色々調べたら、H.I.Sがツアーでボーイングエバレット工場見学のプラン(2023年1月現在販売再開見合わせ中のようです)を出していました。H.I.Sの旅行ツアーに乗っていなくても現地のみでも利用可能なツアープランです。

ツアー無しで行く事も一瞬考えましたが、色々移動の事とかを考えると、まぁ、安パイで行こうかなと(アメリカなので、色々移動時間が予定通りに行かない可能性もあるので)。
指定のホテルに迎えが来るという事でしたが、泊まっているホテルを説明(前日に電話でやり取り)したら、ホテルの目の前まで来てくれるとの事でした(ありがたい)。ツアーと言っても、大型のバスではなくて、ワゴンタクシーの様な車でした。ツアーを予約している人の数で変わるのかもしれませんが、ツアーガイド(兼運転手)含めて5名でした。


ボーイング・エバレット工場
Future of Flight
工場見学は、ボーイングが開催している館内ツアーに乗っかる形で一緒に動きます。ポイントポイントをツアーガイドさんが説明してくれる感じです(ただし、ボーイングのツアーガイドほど細かく説明してくれている雰囲気ではなかったな…)。実際に飛行機を目の前で作っている姿を見ることが出来ます。屋外に組み立てられてるのに、ポツンとエンジンが置いてあったり、行く時々で様子が全然違うと思います。組み立てられている飛行機も違うでしょう。なんせ、本物の飛行機を作っているところを見に行くので、ツアー用にあてがわれている内容じゃありません。それだけ、「本物」という事になるのですが。
飛行機を見る事も出来ますが、見学コースから眺めていると、飛行機を作っている人の姿も見ることが出来ます。休憩してご飯を食べている人、何か確認しながら進めている人、そういう人の姿を見ることが出来るのもこの工場見学の面白さだと思いました。

ヨーロッパにはフランスのエアバス(airbus)社の工場見学もある様ですが、ボーイングの方が色々見れて時間も長いとの事でした。と言っても工場見学自体は90分くらいと短めです。その後、工場に併設されたグッズショップや、写真撮影も可能な展示を見たりする時間もありました。屋上に行くと、組み立てられて塗装前の飛行機が見えたりすることが出来ます。目の前が滑走路になっており、運がいいとテストフライトが見れるとか。凄い気になるのですが、残念ながら見れませんでした。写真に収めたい方は、そこそこな望遠持って行った方がいいです。なお、工場見学中は写真撮影禁止です。実際、戦闘機も作っている工場ということで写真撮影禁止な理由がわかります。作っている飛行機は、実際に飛ぶ飛行機なので同じ飛行機が建造中とは限らないので、見学のタイミングで観れる機体等が変わるようです。

その後、食事(と言っても、地元ショッピングモールみたいなところにあるお店でのかなりラフなスタイルのご飯)を経て、次の行き先、航空博物館へ行きました。
ボーイングの航空博物館
THE MUSEUM OF FLIGHT

こちらは、実物機の展示を中心とした博物館です。実機と言っても一機とかではなく、コンコルドから747、787、エアフォースワン等々沢山の実物機がある(しかも中にも入れる)なんて、やはりアメリカの土地の広さを実感させてくれます。


なかなかこんなに目の前で見ることが出来ない(それこそ搭乗時くらいか)ので、飛行機好きには大変たまらない場所だと思います。飛行機というジャンルなので、スペースシャトルから、軍用機、戦時中の機体まで幅広い実機が置いてあります。そういう意味では自分が好きな飛行機のジャンルに合わせて色々あるという感じです。





747の試験飛行に使われた機体です。試験飛行用ということで機体内も特殊な作りになっています。







スペースシャトルもありますが、こちらはハリボテ仕様でした。


エアフォースワンです。ケネディが載っていた機体と説明がありました。機内に入ることもできますが、座ったりすることはできません。でも、普通の飛行機とは内装が全然違ことははっきりとわかります。







他にも、戦闘機等々実機がとにかくたくさん置いてありました。しっかり見ようとするとツアーの時間だけでは足りません。




飛行機が好きということであれば、行くことをオススメします。