Final Cut Pro X 日本語サイトとiMovie 10.0.7

Final Cut Pro Xが10.2になって、ホームページのコンテンツもリニューアルされていたのですが、先日日本語FCPXサイトもやっと10.2対応になりました。

そして、iBooksによるマニュアルもダウンロード出来る様になっています。
ただし、残念ながら英語版ですが、リンク貼っておきます。
Final Cut Pro X
Motion
Compressor

そして、先日OS X版iMovieも10.0.7へマイナーバージョッアップがありました。
内容は下記の通りです。

iMovie1007-2

FCPXでは、すでに「写真」Appに対応しており、「モーメント」、「コレクション」、「お気に入り」、「アルバム」をブラウズして、写真を探せるようになっています。

iMovie 10.0.7でXAVC S対応に

iMovie1007


やや既出感ある記事ですが、先週リリースされたiMovie 10.0.7ですが、このバージョンからXAVC S対応がされたようです。コンシューマー4K対応カムコーダーも各社出始めているだけでなく、ビットレートの高さからHDサイズでもAVCHDに変わるフォーマットとしてXAVC Sを採用するカメラも増えてきているので、そのニーズにいち早く対応したのでしょう。iMovieがコンシューマ用映像編集ソフトである以上今回のような業界汎用フォーマットに対応していくことは必至ですね。これで、iMovieでもXAVC S取り込みが出来て、編集結果をProRes422で書き出しできるという大変、コンシューマー向けソフトか?(プロ用とも言えませんが)とでも言いたくなる対応度合いです。

iMovie1007-2

Final Cut Pro Xには直接関係ない話ですが、同じチームが作っているソフトですから、こういうマイナーバージョンアップがされるというのは、チームが機能していることを証明しているので個人的には歓迎方向です。

iMovie 10.0.6でProRes書き出し

OS X Yosemite対応のiMovie10.0.6からProRes書き出しに対応した、iMovie。
iMovieがProRes対応するとは正直予想外でした。ProResはFCPXだったんじゃないの?と。確かに、どうもベースとなるエンジンはiMovieもFCPXも共通っぽいとは思っていたけど…。
そこで、少し時間が経ちましたが、iMovieのProResについて確認してみました。

その前にProResっ何?って方に。
ProResは名前の通りAppleがプロ向けに作ったQuickTimeのコーデックです。適度に圧縮かけていながら、CPUに大きな負担をかけずに非常に絵が綺麗なのが特徴です。コーデックと言うとH.264が有名ですが、ProResの方が全然綺麗です(その代わりHDDの容量を喰います)。
ProResには、幾つかファミリーがあり、詳細はこちらのAppleのページをご覧下さい。
また、英語ですが、ドキュメントも用意されています

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iOSでProResは再生出来るか?

prores-ios

結論から言えば、出来ない。最近AV Foundation周りを少し触っていて、AV Foundationをよく見ていると基本はH.264をベースに考えている事が非常に浮き上がっていて、QuickTime Xがレガシーフォーマットを捨てた理由もわからなくもありません。iOSのカメラで撮れるフォーマットがH.264で、それをベースに考えると出来るだけコーデックという考え方を排除して使う人に気にさせないようにしたい…その答えがレガシーフォーマットとの決別であり、iOSを中心としてH.264に注力した事なのでしょう。

そんな中、AV Foundation周りで書き出し機能を見ているとProResのオプションが用意されている。とはいえ、用意しているのはOS X用として用意しているのでiOSとは直接関係ない。

でも、もしかして最近になって再生出来るようになったのでは?と思いクラウド越しにファイルを開いてみたけどダメでした。
音付きで渡したのですが、音は再生されるのですが、絵が表示されません。ProResコーデックの影響は絵に対してのみ行われるから、オーディオの部分はiOSでも解釈出来るリニアPCMなので再生されるのでしょう。
iOSのiMovieに持っていったら開けるかな?と、期待したのですが、残念ながらダメでした。OS XのiMovie(10.0.3)はProRes開く事が出来るので期待したのですが…。

まぁ、ProResなんて重い素材をiOSで扱う必要ってあるの?って聞かれるとそれまで…となってしまうのですが、それはそれでと思い…。

iMovieとiMovie プロジェクトが共有出来なくなっている

imovie

2017.03.16更新
iOS版iMovie(2.2.3)とmacOS版iMovie(10.1.4)でiCloudを経由して共有できることを確認しました。
iOSのiMovieとmacOSのiMovieでプロジェクト共有してFinal Cut Pro Xへ

iLifeアプリは、OS X、iOS両方に供給されるようになっていますね。ソフトの名前は同じでも、出来る事はそれぞれ異なりますが、本質的な意味は同じという事で両方とも同じ名前がつけられているのだと思います。とはいえ、ユーザとしてはやっぱ同じアプリなんだと思うし、機能が違っても共有出来るでしょ?とも思いますよね。

今回は、タイトルの様にiMovieのプロジェクトファイルを共有したかったのに…という話です。もともとプロジェクトファイルの共有は出来ていなかったのですがiMovie’11で、iOSからのプロジェクトファイルを展開する機能が追加されていました。このプロジェクトファイルは、編集情報だけを持ったファイルではなく、そこで使われているメディアファイルも含めたプロジェクトファイルでした。しかも、トリムした部分の情報だけでなく、使われていない部分のクリップ情報までをも含んでいるという事だったので、OS X側で更に細かい調整が出来るだろうというものでした。
今回はFCPXで作業したかったのでOS X iMovieをiOS iMovieプロジェクトファイルのトランスコーダー的使い方で持っていけるかと思い、思い切ってiMovieを購入(FCPXがあるのであえて買っていませんでした)。さぁ、iOS iMovieプロジェクトファイルの読み込みをと思ったのですが、その機能がない…。サポートページによると、「ファイル > 読み込み > IOS用iMovieプロジェクト」があるはずなのですが、無いのです。iOS側のプロジェクトファイルは、同じサポートページの手順により、OS X側に持ってくる事に成功しています。少しネットを調べてみたら、こことかにもあるように現在のiMovie(10.0.1)では、その機能が無くなってしまっているようです。何故、そうなったのかはわかりません。

古いバージョンの機能として紹介されている機能が使えなくなる事もわかりますが、今回使いたいと思った機能は、無くなるべき機能だったのかどうか…。どっかで、復活してくれないかなぁと、思います。でないと、せっかく買ったOS X iMovieがパーに…。

ひとまず、こちらのフィードバックページにて機能復活をお願いしました。
上記リンクよりiOS版とmacOS版で共有できるようになっています。