初のOTAによる、iOSアップデート

既知の情報なので知っている人も多いかと思いますが、iOS5.0.1がリリースされました。アップデートのメインは、色々言われているバッテリー問題という事みたいですが、僕的にはiOS5発表時に話題となったPC FREE、つまり初のOTA(Over The Air)による、アップデートだったという事が、ホットでした。

今までだったら、iTunesに接続してバックアップが取られて、アップデートがかかってというステップでしたが、設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデートから確認してインストールするだけです。
3G環境からはアップデート出来なくて、Wi-Fi接続でないとアップデート出来ません。容量もちょっと3Gじゃ、キツいっていう量だしね。
ダウンロードから、アップデートが15分くらいで出来ました。意外と速く済みました。

あらためて、OTAの便利さを実感しました。
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OTAが便利な理由

以前「OTAこそiPhone、iPadの力を引き出す」でも書いた通り、OTAによるデータの同期は大変便利だ。
OTAを行う事で、iPhone、iPadが本来持っているポテンシャルを引き出せると思う。
iPhone、iPadは、パソコンが担っていた作業の一部を補完するだけでなく携帯電話網を使った通信をどこでも出来、またノートPCとも比べられない軽さ、サイズ、稼働時間という特徴を持っている。この特徴はそのまま場所を選ばないというメリットを生かして、作業時間も選ばないというメリットも生む。
この利点を一段と活かせるのがOTAいよる同期だろう。
毎日夜もしくは朝にiTunesと同期する作業は、おっくうと言わざる終えない。
人によっては、家でもPCでは無く、iPhone、iPadでネットを見るという人も多いだろう。起動が早く、写真など色々なアプリと連携出来るiPhone、iPadは便利なだけに、大きい画面もしくは、PCでないと出来ない作業以外はiPhone、iPadでも十分なのだ。
わざわざ同期のためだけにPCを立ち上げiTunesを起動するのは面倒だろう。
また、時々PCを立ち上げたり、もしくはPC上でしか出来ない作業をする上で、カレンダーやアドレス帳にアクセスする必要があった時に、やはり一度同期させるのは面倒だ。やりたい作業があれば直ぐに取り掛かりたいものである。
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Yahoo JAPANでCardDAV

以前、ExchangeやCalDAV、CardDAVには米国Yahooが使えると書いて来ました。
先日、知ったのですが、こちらによるとYahoo JAPANでもCardDAVが使える様になっていたのです。CalDAVも調べてみたのですが、ありませんでした。

Yahoo JAPANのアカウントを持っていれば、使えるようです。CardDAVを試してみたくて、Yahoo JAPANのアカウントを持っている人は、こちらのhelpを参考に設定してみて下さい。アカウントがない人はまずはこちらからアカウント作成を。きっとCardDAVの便利さが伝わると思います。

ThunderbirdでCardDAV

以前の投稿でThunderbirdを使ったときに、CardDAVをどうするか?でSOGo Connectorがうまく動作しなかった事を書いたが、再度接続を見直した結果、CardDAVを読み込む事が出来た。
こちらより、DOWNLOADSに行ってFrontendsのSOGo Connector Thunderbird extensionをダウンロードする。
Thunderbirdから他のExtension同様に先ほどダウンロードしたSOGo Connector Thunderbird extensionをインストールする。

アドレス帳を開いてファイル > 新規作成 > Remote Address Bookから新しいアドレス帳を登録する。
Nameには、アドレス帳の任意の名前をつけて、URLのところを気をつける。
CardDAVに対応しているyahooの場合、URLに「https://carddav.address.yahoo.com:443」を入れる。
他のCardDAVサーバを使っている場合、CardDAVファイルが置いてあるアドレス帳のディレクトリの位置までURLを入力する。
Read Onlyのチェックを外しておくと、Thunderbirdのアドレス帳上でもアドレス帳を管理編集する事が出来るので、チェックは外した方がよい。

これによって、ThunderbirdからCardDAVサーバにアクセス出来て編集出来る様になる。
Mac OS X 10.5 Leopardを使っている人にとっては、アドレスブックが、CardDAVには対応していないので、まだ、10.5を使っている(or PowerPC Macだよって人)けどCardDAV使いたいって人には、Thunderbird + SOGo connenctorでCardDAVが使える。ただし、OS X標準のMailを使っている場合は、Thunderbirdのアドレス帳とは連携出来ないので、残念ながらThunderbirdに乗り換えるしか無い。しかし、その問題をクリア出来るならCardDAVは便利に使えるだろう。

iPhoneの方は、CardDAVによる管理に切り替えているので、標準のアドレスブックと連携する必要は無いため、連携出来ない事はiPhoneを使う上では問題にならないだろう。

電波の無い所でも大丈夫

いままでCalDAV、CardDAVは、WebDAVから派生した、プロトコルだと書いてきました。
WebDAVを少しご存知だったり、利用した事がある人であれば、サーバにデータを見に行くので、電波(or Wi-Fi)がない所はダメなのでは?と思われるかもしれません。
CalDAV、CardDAVは、その心配はありません。
CalDAV、CardDAVはそのコピーが、手元のデバイスに保存されるので電波が無くても、デバイス上に登録された情報を見る事が出来るのです。もう少し具体的に言いますと、カレンダープロトコルであるCalDAVの場合、各イベント毎にxxx.icsというファイルが実は作成されています。
この作成されたxxx.icsと更新情報をやり取りしているので、それがデバイス上にも保存されるのです。電波が無い所で予定が変更されたり、削除した場合は、そのxxx.icsの情報を電波が入った所でサーバに渡すので、そこでサーバ側の情報が新しくなります。
xxx.icsは、小さなテキストファイルなので、情報の更新にそんなに多くの時間を必要としません。

Exchange同様、ローカルデバイスにファイルが保存されているので、地下鉄に入っている時や、Softbankの電波が・・・、iPod touchを活用していて等の場合でも、カレンダー、アドレス帳の内容は確認する事も編集することも出来るので便利なのです。

そして、それがまたすぐ同期出来て、他のデバイスや共有している人と情報を最新に保てる。OTAだからこそ出来る便利な同期手段なのです。

CardDAVサービス・クライアント

CardDAVは、WebDAVを拡張した形式のフォーマットで、CalDAVがスケジュールのやり取りを行う形式に対して、CardDAVは、CardDAVをサポートしているアドレス帳サーバと情報をやり取りする形式だ。
つまり、アドレス帳のデータは、iOSデバイスにも同期されiOSデバイス上にも存在している事になるのだが、主としてはアドレスサーバ上が基本の場所として管理される。
これらのメリットは、CalDAVについて言ってきた事と同じだ。iOS 3でCalDAVが先にサポートされ、利用していた頃、カレンダーはサーバを通して同期出来るからどこでも状況を確認出来て便利と思っていたけど、アドレス帳に関しては、個別に管理するしかなかった(Exchengeは使わない)ので、CardDAVがiOSでサポートされるアナウンスが出た時は、密かに大きく期待していた機能だった。
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CalDAVサービス

前回は、CalDAVのメリットについて書いてみた。
少し細くで、Exchangeでも出来るじゃんという話はあると思うけど、以下の点でExchangeである必要は必ずしも無いと思っている。
・適時通信されているからバッテリーの消費が多い。
・Exchangeのライセンス料
以上の点が気になる。
無料でサービスされているExchangeのサービスもあるから、個人で使うという事であれば、ライセンス料は独自サーバをたてようとしない限り、Exchangeも一つの選択かもしれないが、ここはCalDAVで行う。
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