Apple と IBM から新しいエンタープライズアプリ登場

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前回、事例サイトが更新されたことを書きましたが、その後すぐにAppleとIBMの取り組みによるエンタープライズアプリに新しいラインナップが加わりました。

  • Shift Track…マネージャー向けスケジュール管理
  • Shift Sync…社員個人向けスケジュール管理
  • Travel Plan…出張者向けの移動計画プランの管理
  • Travel Track…出張者が現地オススメサービスやグループメンバーの連携が可能
  • Loan Advise…クライアントに住宅ローンを効率良く提案
  • Loan Track…住宅ローンの進行具合を確認し、最新状況を借り手にメッセージ可能
  • Expert Resolve…フィールドサービス専門スタッフが、修理の依頼を受けて履歴などから素早く対処可能に
  • Asset Inspect…資産調査と管理を安全に行えるようになる
  • Field Inspect…行政機関は調査を行っているデータを指先やカメラ、マイクロフォンで入力可能
  • Safe Site…現場監督がカメラやマイクロフォンを使って現場の状態記録、連絡

の10個のアプリです。しかも、Apple日本のAppleとIBMページも、新しいページに更新されています。スバラシイ!

エンタープライズでの拡販は今のiPadには必要な領域です。米国ページだけでなく、ちゃんと日本語サイトも素早く更新されるのは良いことですね。Shift Syncを見てもわかるように、今回もApple Watchも対象とするアプリが生まれています。エンタープライズでのApple Watchの活用も期待があるんでしょうね。

日本サイトはまだですが、今回のアップデートに合わせてIBMのMobileFirst for iOSのページもアップデートされています。

ResearchKitと綱島(横浜市)テクニカル・ディベロップメント・センター

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先日、Apple WATCH等と共に発表されたResearchKit。日本では、厚生労働省の厳しさもあって、そんなに簡単に使える話では無いと思っていました(実際その通りなのだが)。それもあって、イベント後即日で公開されたResearchKitの紹介ページは日本語化される事はないと思っていました。所が、先日ResearchKit日本語サイトが開設され、日本語化サイトどころでもなく、中のムービーまで綺麗に翻訳が表示されている。
これは思ってた以上にAppleの方にResearchKitを広めたいという考えがあるのだろう。

時を前後してより具体的に発表された、綱島(横浜市)のテクニカル・ディベロップメント・センター。ここがResearchKitを日本で広めていくのに何かしらの重要な役割を果たすのでは無いかと考えられる(iPhoneやMacなどの部品調達、開発としての場になる事も当然あると思うが)。というのも、そもそも、この場所を最初に世に広めたのは、安倍首相だ。なぜ、あの時安倍首相が、Appleが横浜に建てることを知っていたのか?まぁ、Appleがそこそこ大きい研究現場を日本に立てるというのは、それだけ大きな意味があるのかもしれないけど、ただ事業部書を増やすだけで政治家(それも首相)まで根回しが必要?それを考えると、医療系分野ではない海外メーカーが参入しようとした時の、障壁等のリサーチを始めていて、日本の医療事情を考慮した話があったのではないか?それが横浜に建設だったのではないか?と考えられるのだが、考えすぎだろうか?

日本で契約したiPhoneの殆どがResearchKitと連動したアプリを使うことは当面難しいと思うが、Appleは並々ならぬ本気を伺わせている様に見える。

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動き始めたAppleとIBM -AppleCare for Enterprise-

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IBM MobileFirst for iOS」が7月に突然発表され衝撃的なニュースとして受けいれられたAppleとIBMのパートナーシップのニュースから4ヶ月、今一姿が見えない感じでしたが、少しずつ表に出始めている様です。
それを示す一つが「AppleCare for Enterprise」が遂に提供開始となった様です。
これにより、AppleCare for Enterpriseが何を提供するのか分かってきました。24/7で提供されるサポートがあり、Active Directoryへの統合等多くのエンタープライズが要求する内容をサポートしています。更には、IBM MobileFirst for iOSというタイトルでありながらも、Macまでのサポートをうたっています。

真のエンタープライズはやはり餅屋にやらせた方がいい…いや、AppleがAppleの都合を最大限考えるならコンシューマーに注力する事が一番望ましいと思ったのでしょう。そもそも、コンシューマーライゼーションが激しい現在、あえて単独でエンタープライズを頑張る事に意味を見出せなかったのでしょう。

中途半端にやるなら、巨大なIBMをパートナーにした方が良いというのもわかります。既にPC系をレノボに売却した事も双方的にやりやすいと思わせたのかもしれません。

まだまだ分かりにくい部分が多いのですが、一つはっきりしているのは、このIBMとのパートナーシップ、1コンシューマーユーザーが受ける恩恵は特にないだろうなぁと、笑。でも、こういう形でAppleが広がっていく…PowerPC時代(懐かしい響き)を思い起こしてIBMと協力していくのは、嬉しいですね。

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WWDC2014が終わって

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さてさてWWDC2014が終わりましたね。
日本からはどれくらいの参加者がいたのでしょうか?

今年のWWDCはOS X YosemiteiOS 8でしたね。新しいプロダクトが無い事にがっかりという声が一部で出ている様ですが、WWDCは元々開発者会議であり、プロダクトを発表する場ではないんですね。もちろん過去には沢山プロダクトも発表されてきましたが、あくまでも主役はソフトウェアの開発です。そういう点では今年のWWDC 2014は、ベースであるOSにしっかり軸足を起き、Swiftという新しい言語を発表して、様々なフレームワークを発表してとまさに足下、これから先への地盤を固めるためのWWDCだったように感じます。

OS X Yosemiteは大きくUI周りのデザインに変更をかけてきていますね。
一段と洗練されて、iOSのUIに近づけるのではなく、ちゃんとエッセンスを昇華させている用に見えました。その上でiCloudを通じて、OS XとiOSが交わるそういう仕組みの整理が始まりだしたように感じました。

Swiftは、ARM、intel両対応していることから、噂されるARM版Macに向けての環境整備のための第一歩なのかもしれません。
実際そうなのかどうかは、時が証明してくれると思いますが…。

リリースはそれぞれ秋。新しいiPhoneのタイミングも秋と言う事でしょう。
初秋?晩秋?例年通りなら初秋だけどどうなのかな??なんて気になります。

でも、今はこれからくるOSの持つ可能性に期待しながら、これから少しずつ見えてくるであろう機能を楽しみにリリースされるのを待ちたいですね。

iPadの回線解約とテザリング契約開始

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5月上旬にiPadのソフトバンクの回線契約が切れるのを受けて解約しました。別に回線契約がいらないというわけではなく(使うケースは少なめでしたが)、iPadの第三世代と第四世代で販売時期が変わってしまったこともあり(そう、僕のは第三世代)、ここで回線更新をすると、無駄に高い3Gの月額費用を払い続けることになるのが分かったためです。現在のiPad AirのプランならLTEで安く出来るのに、回線自体が遅いこっちの契約の方がなぜか高くなるというということもあり、どうせ秋と思われる次のiPadは買おうと考えているので、約半年だけど、一旦解約してみようと。とはいえ、iPadあちこちで活躍してくれているので、流石に一部の場所でのWiFiしか使えませんというのもきついので、iPhoneの契約にテザリングオプションをつけました(今まで必要無かったのでつけていなかった)。
テザリングだけでどうにかなるのか?バッテリーの持ちは影響して来るか?いちいちテザリングをオンオフしての運用は面倒か?パブリックWi-Fiサービスはどれくらい活用出来るのか?等々を実際使って感じてみるのに良い期間だなと思ったのもありました。

今のところ、思ったほどテザリングを使う場面に遭遇しないのと、極端にバッテリーを消耗することが無いため、全然使えないという事態にはなっていません。では、次iPad買う時はWi-Fi版でいいか?と言われるとまだまだ答えは見えず。

触りながらメリット、デメリットが感じれればいいなと思っています。

Ultrakam – 最高のiPhone用ビデオアプリ –

ちょっと前にUltrakamというiOS用カメラアプリを買っていました。購入時はVer 1.11でしたが現在はVer 2.2です。
なぜコレを買ったか?あまり世のBlog上で騒がれていないけど、2K解像度 (2240 x 1672) が撮れるカメラアプリなのです。現在のVer 2.2では、3K (2592 x 1936) を撮る事が出来ます(実際は2.5Kという表現の方が正しいのでは?と思いますが…)。
しかも、ただ解像度が大きいだけでなく、最大50MB/sのiFrameで撮る事が出来ます。ほぼ、Canon 5DMk2が撮れるH.264と変わらないファイルのスペックです。HDサイズを基準にした時、これだけ上下左右に余裕があるのは、スタビライズをする上でも助かりますし、少しフレーミングを変えたい場合にも有効です。iOS標準のカメラアプリではここまでのスペックが無いので、そういう意味でも大きな可能性を秘めたアプリです。

今回はUltrakamとiOS標準のカメラアプリの比較映像を作りました。Ver 1.11の時に撮影し仕上げるのに時間がかかってしまい、その間にVer 2.2になり3K仕様となったため少し違いますが、それはそれとしていつも同様Vimeoにアップしました。

Ultrakam – The great video app for iPhone – from Kentaro on Vimeo.

iOSでProResは再生出来るか?

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結論から言えば、出来ない。最近AV Foundation周りを少し触っていて、AV Foundationをよく見ていると基本はH.264をベースに考えている事が非常に浮き上がっていて、QuickTime Xがレガシーフォーマットを捨てた理由もわからなくもありません。iOSのカメラで撮れるフォーマットがH.264で、それをベースに考えると出来るだけコーデックという考え方を排除して使う人に気にさせないようにしたい…その答えがレガシーフォーマットとの決別であり、iOSを中心としてH.264に注力した事なのでしょう。

そんな中、AV Foundation周りで書き出し機能を見ているとProResのオプションが用意されている。とはいえ、用意しているのはOS X用として用意しているのでiOSとは直接関係ない。

でも、もしかして最近になって再生出来るようになったのでは?と思いクラウド越しにファイルを開いてみたけどダメでした。
音付きで渡したのですが、音は再生されるのですが、絵が表示されません。ProResコーデックの影響は絵に対してのみ行われるから、オーディオの部分はiOSでも解釈出来るリニアPCMなので再生されるのでしょう。
iOSのiMovieに持っていったら開けるかな?と、期待したのですが、残念ながらダメでした。OS XのiMovie(10.0.3)はProRes開く事が出来るので期待したのですが…。

まぁ、ProResなんて重い素材をiOSで扱う必要ってあるの?って聞かれるとそれまで…となってしまうのですが、それはそれでと思い…。