iOSでProResは再生出来るか?(2018年版)

ProResは、映像系ではスタンダードフォーマットの一つとなっています。やはり、圧縮されているのに画質が綺麗という所がポイントで、ProRes 422HQ / 422 を常用されている人も多いと思います。

iPhoneのカメラが進化して、色々な素材をiPhoneで撮る人が出てきている中、撮った素材のクオリティに関しては、H.264の高画質モード(ビットレートを高めに設定)はありますが(サードパーティのアプリで)、もう一歩足りないというのが現実でした。

そこに対して、AppleはiOSに何かProRes作業をしているのか?
iPhoneのアプリでProRes収録出来たら、最高ですよね。

以前も記事にしましたが、今日現在においては、まだiOS上ではProResは扱えないようです。
Apple Developer Forumsにも、Appleのエンジニアからのコメントとして以下のことが書かれています。

How to record video in ProRes codec on iOS?

The AVVideoCodecType (string) is available, meaning you can compile code that references this constant without a compile error. But AVCaptureMovieFileOutput is telling you the truth. ProRes is not supported on iOS.

この事からも、今日現在は “まだ” のようです。
ただ、将来的には…その前に、iPhoneのストレージ容量をどうするか?が、確実に問題になりますね。
そもそも必要あるのか?という声もあると思いますが、AppleがiPhoneのカメラをクリエイティブな道具として取り上げていますが、動画を撮るプロが使う道具という風に位置付け出したらどうなるか…。

次の Final Cut Pro X のアップデートタイミングは?


9/19に iOS11 がリリース、9/22に iPhone 8 と発売されました。あまり Final Cut Pro X とは直接関係無い様に聞こえるかもしれませんが、iPhone 7 以降の iOS11 では、HEVC (High Effeciency Video Coding / H.265)による動画記録に対応しています。従来は H.264 がベースだったので、新フォーマットへが出て来た事になります。既に iMovie は、10.1.7となり一早く HEVC 対応を果たしました。

同日に Final Cut Pro X も出て来るかと思ったのですが、蓋を開けたらリリースされて来ず。

HEVC の問題が残ったままとなっています。HEVC は次世代高圧縮フォーマットとして H.264 に変わる物として近年ずっと策定に向けて、また一部で製品化、実験を繰り返されて来ました。なので、今後 HEVC が H.264 から起き変わることは既定路線であり、何よりもiOSデバイスで収録できる HEVC は潜在的に見ても台数が5000台以上あるので( iPhone 7、iPhone 7 Plus の推定販売台数から算出) これらが iOS11へアップグレードされたら、突然最新フォーマットで収録できるデバイスが世界中に溢れることになります。ゆっくりフォーマット対応が世の中に広がっていくのではなく、潜在的にドカンと膨れあがるので、FCPX の対応も早々だろうと思っていました。

早々遅くないうちい FCPX がバージョンアップされるのではないかと思われます。
10.3.4などのマイナーアップデートか? 10.4とでも呼ばれるような大きなバージョンアップとなるのか? 注目ですね。

REDのカメラRED RAVENがApple Storeで買える!?

大判センサーによる高解像度、ファイル収録のカメラとしてソニーなどの大手シネマカメラに対するカウンターとして登場した RED DIGITAL CINEMA CAMERA ですが、その 4.5K RED DRAGON センサーを搭載した RED RAVEN 4.5K カメラのセットと Final Cut Pro X をセットにした一式が米国の Apple Store で販売が始まりました。

ケースには必要なセット一式が同梱されているようです
・RED RAVEN 4.5K camera BRAIN (本体)
・Final Cut Pro X のダウンロードコード
・RED DSMC2 Touch LCD 4.7” Monitor
・RED DSMC2 Outrigger handle
・RED V-Lock I/O expander
・RED MINI-MAG 120GB
・Two IDX DUO C-95 batteries with charger
・G-Technology ev Series MINI-MAG reader
・Sigma 18-35mm F1.8 DC lens
・NANUK heavy-duty camera case

RED のサイトからも、カメラキットの販売先として Apple Store へのリンクが貼られています。
$14,999.95ですが、日本円にすると約173万円(115円計算)です。
在庫ありの Free Shipping になっていますが、そりゃ173万もするんですから、送料は無料でお願いしたいですよね。
FCPX のダウンロードコードがセットになっていますが、FCPX 単体は¥34,800なので、このカメラキットを買う人にとって、FCPX がセットになっていることの金額的意味がどれくらいあるのか、よく分かりません。むしろ、凄い金額差を組み合わせたなと。

日本の Apple Store でも販売されるのでしょうか?

1年保証で、サポートはメーカーが行うこととなっているようです。

Final Cut Pro X 10.3.4/iMovie 10.1.6 マイナーアップデート

昨日FCPX、iMovie(for macOS)がアップデートされました。バグフィックスと安定性に対する改善のようです。

Final Cut Pro X 10.3.4

  • トリムするためのキーボードショートカットを副ストーリーラインで使用したときの安定性の問題が解決されます
  • 一部の編集操作により余分なオーディオフェードインが作成されることがある問題が修正されます
  • “共有”ダイアログでコーデックの警告が間違って表示されることがある問題が修正されます
  • iMovie 10.1.6

  • 旧バージョンのiMovieで作成されたライブラリをアップデートするときの安定性が改善されます
  • トランジションの後のクリップの音量が下がることがある問題が修正されます
  • NAB SHOW前のFinal Cut Pro X関連情報


    米国で毎年開催されるNAB SHOW(全米放送事業者協会によるトレードショー)の直前に少しFinal Cut pro X関連の動きがありました。Appleは、過去NAB SHOWにも出展していたのですが、一連の展示会には出展しないとして以降、NAB SHOWへの参加はしていません。ですが、映像業界では大きなタイミングでもあるので、ここ最近はこのNAB SHOW直前でマイナーアップデートをしたりという動きを見せていました。
    今年も、FCPX、Motion、Compressorのマイナーアップデートがありました(アップデート内容は後述)が、他にも動きがありました。

    ●Final Cut Pro Xが200万本の販売実績

    NAB SHOW内で行われていたFCP Exchangeで2百万本(2 million)販売したことをアナウンスしました。今までFCPXの販売本数というのはずっと名言されてこなかったので、今回のアナウンスには驚きました。
    200万本という数字がどれくらいの規模なのか?を知る術はありません。他NLEソフトウェアの出荷本数等の数字をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。AdobeはCcのおおよその出荷本数は開示していますが、Premire Proの数字は出していないので、比較できません。

    ●360VR Toolboxの無料化とTim Dashwood

    有名なFCPXのコミュニティサイトfcp.coで触れていますが、最近はやりのVR/360動画を作成するFCPXプラグイン360VR Toolboxが無料化されました。もともと$1000ぐらいしていた(日本円で言えば、10万強)ようなので、それが無料化されるのですが衝撃的です。この背景には、このプラグインを作っていたTim DashwoodがAppleのメンバーになったということがあるようです(News(iMore))。FCPXチームなのかはわかりません。最近AppleはAR方面への関心も示しているので、そちらの可能性もあると思います。

    ●ProRes White Paperが更新

    久々ProResに関するドキュメントが更新されました(Apple ProRes White Paper April 2017)。
    内容は、以前(White Paper June 2014)とほとんど変わらなくて、MacBook Proによるストリーム再生の違いがわかります。当時のMacBook Proと今のMacBook Proのパフォーマンスの違いがあるので、それを踏まえての修正だと思います。

    ●Final Cut Pro X 10.3.3
    • インスペクタの幅を広げてエフェクトパラメータを表示および調整できます
    • 古いライブラリのアップデートに関する問題が解決されます
    • ディスクに記録しながら読み込まれているクリップの使用時のオーディオ波形の再描画が高速になります
    • タイムラインでロールの表示を変更すると、タイムラインインデックスにひし形のアイコンが表示されます
    • ロールエディタのカラーオプションが増えます
    • “ブラウザに表示”で元のクリップの位置がブラウザに正確に表示されます
    • Canon Log 3とSony S-Log3/S-Gamut3のログ処理がサポートされます
    • フルスクリーンの終了時にビューアが消えることのある問題が解決されます
    • DVDへの共有が応答しなくなる問題が解決されます
    • DVDでのメニューとチャプタのタイトルのフォント品質が向上します
    • DVD作成時の画質が向上します
    • DVDのユーザ・ダイアログ・メッセージで書類へのリンクが改良されます

    ●Motion 5.3.2
    • “塗りつぶし”フィルタを使って、レイヤーとマスクを切り離さずにレイヤー全体をすばやく塗りつぶすことができます
    • プロジェクトを開いたときに、見つからないプラグインが正確に特定されます
    • “カラーバランス”フィルタの使用時に中間色調が正確に表現されます
    • シェイプのゼロからの拡大またはゼロへの縮小時の安定性が向上します
    • 複製したリグ済みのフィルタやビヘイビアを使用しているときの安定性が向上します
    • キーフレームエディタでキーフレームを選択してキーボードショートカットを使用するときの安定性の問題が解決されます
    • 再生中にマーカー上を横切ってカーソルを動かすときの安定性の問題が解決されます

    ●Compressor 4.3.2
    • ジョブの状況を監視するためのコマンドラインオプションを利用できます
    • “ディザリング”オプションを使ってイメージにノイズを追加して、カラーバンディングなどの邪魔になるパターンを最小限に抑えることができます
    • iTunes Storeパッケージの作成時に、インドの法律で義務付けられている健康被害警告のテキストを指定するオプションを利用できます
    • ウォーターマークイメージの品質が向上します
    • アニメーションPNGとアニメーションGIFのイメージシーケンスがサポートされます
    • ドロップフレームメディアで“タイムコード”フィルタが正確に表示されます
    • AC-3にトランスコードされたオーディオの同期が正確になります
    • DVDの共有オプションが応答しなくなる問題が解決されます
    • DVDでのメニューとチャプタのタイトルのフォント品質が向上します
    • DVD作成時の画質が向上します
    • DVDのユーザ・ダイアログ・メッセージで書類へのリンクが改良されます