
以前書いた記事では、iOS版iMovieとmacOS版iMovieでプロジェクトが共有出来なくなっている事を書きましたが、現在のバージョンでは、それが出来るようになっています。
手順は以下になります。
1. iOSのiMovieで編集
2. プロジェクトを出力する。”iCloud Drive”を選んで”iMovieプロジェクト”を選んで送信します。
(量によって書き出す時間が変わります)

3. macOS上でiCloud Driveに出力したプロジェクトがある事を確認する。
4. iMovie(macOS)からメニュー ファイル > iMovie iOSプロジェクトを読み込む… からiOSから書き出したiMovieファイル.iMovieMobileファイルを開く
開いたファイルはユーザ > ムービー > iMovie ライブラリ内に移行され、使用された素材も内包されます。
5. Final Cut Pro Xで作業をしたい場合、iMovie上からメニュー ファイル > ムービーをFinal Cut Pro Xへ送信で送る。

以上でiMovie(iOS)側で作業していた内容をiMovie(macOS)側に引き継ぐことが出来ました。
以下、補足です。
- iOSからmacOSに持っていくにはiCloud Driveでしか移行出来ない(WebDAVで移行させることは不可)
- 書き出したiOSのiMovieファイルは、macOSのiMOvieファイルとは違いライブラリ型となってはない。バイナリにして容量を軽くしていると思われる。
- 使用された素材ファイルも.iMovieMobileファイルに内包されて、素材は素材として、一緒に移動していく。
- Final Cut Pro Xに直接持って行く事は出来ない。一度macOSのiMovieで必ず開いてから、”ムービーをFinal Cut Pro Xへ送信“で送る。
- 直接Final Cut Pro XにiMovie(iOS)のプロジェクトを持っていてもエラー画面が出てきない。
以上のような注意点がありますが、iPhoneで撮影、iMovie for iOSで仮編集。iCloudを使って素材を送り、iMovie for macOSで開いてからFCPXへ持って行ってフィニッシュ作業をするということが出来ます。