先週、au、UQWiMAXが、Wi-Fiサービスの開始、拡大をそれぞれ発表しました。
auに至っては、今更Wi-Fiサービスかとも思いましたが、Softbank、Docomoとも各社Wi-Fiサービスのサービス拡充を最近一生懸命行っている印象です。
なぜ、今頃Wi-Fiサービスの普及なのでしょうか。
アメリカでは、無料の公衆無線LANサービスは広く行われています。日本も無線LANサービスが広まるのを期待していましたが、実際にはそこそこアクセスポイントがあるという状況です。しかも、無料というよりは何かのサービスに加入するもしくは、付随するサービスとして使えるという物でした。
アメリカの様にもっと公衆無線LANが飛んでいて誰でも使える物を日本でも展開される事を期待しましたが、収益構造等が優先されほとんど実現に至っていません。
日本でメージャーな無料の公衆無線LANと言えばFREESPOTでしょう。
さて、僕が無線LANに期待する理由は、iPhone、iPadでのアクセスです。
やはり3G回線では速度に物足りない時に、無線LANが飛んでいると快適にアクセス出来るので、駅やカフェで利用出来る事はそれなりに意味があり魅力です。
事前にカフェで時間を潰す等の理由が分かっていたら、無線LANサービスが展開さている場所を探したりもします。
Softbankは、早くから3G回線の弱い部分を補う目的とiPhoneのトラフィックを分散させる為に、mobilepointやBBuserなどソフトバンクグループのサービスを利用出来るようにして来ました。
DocomoもMzone等以前より展開していましたが、ここに来てauがサービスを始めたのにもわけがあると思うのです。
一つは、スピード。上記でも書きましたが、やはりWi-Fiのスピードに比べると3G回線は遅く感じます。PCと同じWEBサイトが見れるだけに、流れるデータ量も多いので、スピードは重要な部分と言えます。
また、次世代の4Gと言われているLTEの普及スピードがあまり早くない為、手早く導入出来るWi-Fiの方がサービスを展開しやすいというのもあるでしょう。それだけでなく、4Gになっても、無線LANの方が実質スピードは早いため、今802.11nに対応しているアクセスポイントを導入する事自体が、4G登場までの場つなぎではなく、その先も続けられるサービスになりうるからというのもあるでしょう。
さらに、3G回線のトラフィックを減らすというのも引き続きあると思う。というのも、ここ最近急激にスマートフォンの普及が進んでおり、各社データ量も一気に増加しているはずだ。それらのトラフィックを分散させる為には、Wi-Fiはもってこいのはずだ。
スマートフォン、タブレットのおかげで(だと思っている)、無線LAN自体の認知は一段と高まったし、ニーズも増したはずだ。
そういう面では、今後各携帯電話事業者は、Wi-Fiのサービスというのもユーザが選ぶ時に今まで以上に重要なポイントとして判断されて行く様な気がする。
無料公衆無線LANが増える事が一番望ましいが、iPhone、iPadを使う上では、Softbank Wi-Fiスポットがもっと増える事を期待したい。
因みに、公衆無線LANを利用する時は、セキュリティに気をつけて利用しましょう。
サービス提供側もセキュリティに配慮した無線方式での提供をお願いしたいものです。
ソフトバンクWiFiスポットってセキュリティ度外視な感じですね。
通信の暗号化はなしorWEPだし・・・
Livedoorは技術的にできるインフラと公式に書いていながらやりません。
http://dhjournal.jp/2006autumn/content04.html
>>しかし、セキュリティをないがしろにしたわけではない。WEPキーとWeb認証のほかにも、昨今、デバイス側での対応が進んでいる802.1xやWPA/WPA2のような認証・暗号化方式に対して基盤を整えておく必要を、このころから強く感じていた。
できるならなぜやらない?と言いたいです。
マルチSSIDにも対応しています。(多分Livedoor で設定なしでSBWiFiスポット接続ができるようになったのもSSIDローミングかな?)
公衆無線サービスのWEPの使用を法律で禁止するなり総務省が動かないとこいつらはWPA2にしないのかな・・
Twitterで語っている人いました
http://twitter.com/#!/maki0o9mx
http://twitter.com/#!/takakai1
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戸高様
コメントありがとうございます。
公衆無線LANのセキュリティですが、
以前ここでも話題に上がる事がありました。
>> 都営地下鉄 ソフトバンクWi-Fiスポットを試してみた
セキュリティに対して無頓着というべきか、もしくは誰でも使える仕様にしていたのは、利用者の底上げがあった部分もあるのでは?と思っています。
やっと、無線LAN、Wi-Fiという「言葉」「キーワード」が、本当の意味で世間に浸透しだした、という事ではないでしょうか。
まだまだ、世間に無線LAN、Wi-Fiを認知してもらって、便利さを簡単に使ってもらうフェーズだったのかもしれません。
ただ、一気にスマートフォンが拡大しているので、セキュリティ面における対策はこれからなのでは?と期待して見守っています。
各所で声にしていくというのも、大事な事かもしれませんね。
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お返事ありがとうございます。
Twitter見たらUQの中の人の書き込みがありました。
そもそもUQ WiFiはWiMAX自体パソコンなどを前提にしているのだからWPA2にしても支障が少ない気がします。
http://twitter.com/#!/maki0o9mx/status/86288447521832960
あとNTT-BPはLivedoor同等インフラ的にはマルチSSIDが使えます。(WEPとWPA2両方用意できると思う)
>>一体docomoの公衆無線LANとかは偽アクセスポイントにはどう対応するつもりかな?
今まではWiFiが普及していなかったからあまり問題にならなかっただけでこれから問題になっていく可能性は十分あると思います。
山田社長がWiFiを他社同等無料にせざるを得ないと言っていますが安全面で蔑ろにされては困ります。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20110708_459300.html
>>他社さんと同じような条件にせざるを得ないと思っています。
NTTの名に恥じない安全なサービスをすべきだと思います。(docomoくらいならWPA2-EAPもいける気がします)
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何でlivedoorはできるのにWPA2使わないのかな?
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でっていう様
コメントありがとうございます。
WPA2に対応していない古いWi-Fi機器を使っている人に配慮しているのでは、と思います。
このあたりは、サービスレベルとセキュリティレベルをどう確保していくか、各社のポリシーによるという事でしょうね。
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