iPad、iPhone、Apple Watch最新ビジネス事例

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既にAppleによる事例紹介は綴じられていますが、こちらのニュースサイトに記事が残っています。
「Apple Watch」でコメ作り――熊本・阿蘇の若手農家が取り組む「スマート農業」の可能性 | IT Media PC USER
Apple Watchと農家のコラボ – 阿蘇の大地に広がる田園で展開されている先進的なテクノ農業 | マイナビニュース

Appleのサイトには、定期的にビジネスシーンでの事例が紹介されます。最近少し更新が無かったのですが、久々見たら、ドドッと更新されてました。事例が3つも!?あり、うち一つは国内事例です。

内田農場という農家さんです。Apple Watchを使って水田の情報を掴んでいるようです。いよいよApple Watchのビジネス事例が出始めましたね。この事例は、日本のAppleサイトでも紹介されております。米作りにAppleデバイスというのは、Appleとしてもなかなか興味深いのだと思います。

他にも、米国サイトの事例には、ヘルスケアの観点からの医療、女性向けショップでのiPad使用事例が紹介されています。少し今回の事例からグラフィックの見せ方が変わりましたね。何か、デザインアプローチが変わったのでしょうか。

事例だけでなく、ビジネスアプリの紹介ページもリニューアルされています。最近のAppleはビジネスページをやりっぱなしにしないで定期的に中身を入れ替える様に意識している感じがします。特にiPadはビジネス分野に向けてアピールしたいと考えているようで、iPad Proも合わせての展開を考えているようです。

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Design of Apple Watch (wired.jpより)

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年末年始の時間で、少しネットの世界をグルグル回っていました。そしたらApple Watchについて面白記事がWIRED.JPに掲載されていたので、ご紹介しようと思います。

Apple Watchの開発は、ソフトウェア面をAdobeから来たKevin Lynchが主導的に行いました。Appleのイベントでも彼がステージに立ってApple Watchを紹介していますね。
そんなKevin Lynchの側面から見たApple Watchの開発エピソードです。
>> iPhone Killer: The Secret History of The Apple Watch iPhoneよ、さらば/Apple Watchとジョブズのいない革命

結構な分量が書かれており、興味深いエピソードが多いですね。主なものを抜粋しますと…

・Kevinは来るまで何やるかわかっていなかった。
・Alan Dyeというヒューマンインターフェイスデザイナーの存在
・昼にiOS7、夜にApple Watchの検討を重ねていた
・スマートフォンが人生をダメにしているという考え
・ゴールは電話からの解放
・デジタルクラウンまでをも再現した、初期のiPhoneをマジックテープで留めたプロトタイプ
・Apple Watchがうまく機能するためには、スピードが重要であるとわかった
・モデル数を限定的にするというAppleの方針を破ることにした
・SportsとEditionは、大きく異なる製品

詳しくは是非、記事を読んでみてください。

一方、同じみJonathan Iveの視点で見たApple Watchの記事です。
>> ジョナサン・アイヴが答えた「アップルのデザイン」:そのルーツからApple Watchに至るまで #WXD

Apple Watch以外も含めての記事ですが、Jonathan Ive 本人がコメントしてる点が、貴重ですね。

Apple Watchについては、色々な議論が各所で行われています。ただ、テクノロジー、ガジェットとしての側面の話が多く、デザインという切り口でApple Watchを引いては、ウェアラブルデバイスを語った記事は少なく、そういう意味では、どちらの記事も読み応えのある記事でした。
なかなか、Appleの人が語らない事でも、このそれぞれの記事には資料的価値もある様に思えます。

関連
>> ジョナサン・アイヴの昇進から見える「アップルの未来」
>> ジョナサン・アイヴ、Appleのデザインを語る

Jonathan Iveについてはこちらの本もオススメです。
>> JONY IVE ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

2015今年のFlickr投稿から見るカメラの人気

毎年Flickrには、その年の色々な集計が出ていて、写真のEXIF情報から今年の人気カメラがリストアップされます。
・iPhone 42%
・CANON EOS 27%
・NIKON D 16%
となっています。

Flickr Year in Review 2015

さらに詳細を見ると、iPhone 6が5%とトップでついでわずかな差でiPhone 5sとなっています。一方で、カメラ性能で見れば光学式手ぶれ補正がついたiPhone 6 Plusは6番目の人気で少し意外な順位でした。なんだかんだでみんなあそこまで大きいのは望んでないということでしょうか?

flickr-yir-2015-top-cameras

Top20がApple、Canon、Nikon、Samsungで締められていて、FujifilmやSonyがいません。

また、大体のユーザは一つのブランドを使っているという事は少なくて、何かと何かを組み合わせて使っています。その組み合わせ例が下でAppleとCanonブランドの両方を使っている人が多いという数字になっています。縦軸がメインとして、横軸がセカンド機を表しているので、組み合わせてみるとなかなか面白い数字です。Canon、Nikonに及びませんがセカンド機としてAppleの数字の高さも特筆ものだと思います。

flickr-yir-2015-combo-camera-use

デバイスの種類でも見ても、
・スマートフォン 42%
・DSLR 31%
・コンパクトカメラ 25%
・ミラーレスカメラ 3%
となっています。
ここでも、iPhoneを始めとするスマートフォンがいかに強いかがわかりますね。

Flickr Year in Review 2015

この数字の結果を見て、従来のカメラが終わるとか、スマホに置き換えられると言う議論をすること自体は意味のないことですが、世の中の傾向を見る上では面白い数字です。ミラーレスカメラが思いの外数字が低く、コンパクトカメラがそれに反して高いというのが意外ですね。
ただしFlickrは、日本語化されていなかったり、ローカライズも世界的にあちこち行っているわけでもないので、あくまでも一参考数値として捉えるのが正解のように思います。

個人的に面白いのは、今年の色のトレンドも紹介しており、それを16進数で表示していることですね。

Flickr Year in Review 2015

是非、日本語化されて日本のユーザがもっと増えることを望みたいです。

iPhone 6s Apple Store 銀座で購入からファーストレビュー

iPhone 6s launch day in Apple Store Ginza.

9月25日に発売されたiPhone 6sとiPhone 6s Plus。昨年は、転売目的の多数の中国人およびそのグループによって、銀座をはじめ各店がかなり混乱したわけですが、それが引き金となったのか、各店舗全体の問題が原因だったのか、今年は事前に予約を取る制度に変わり、当日店頭販売分は無し、予約分のみ取り扱いという形に大幅に変えた販売形式となりました。予約時は、当日店頭販売分の発表については特になかったので、しっかり事前予約でまずは物を抑えることにして、繋がりにくいonline Apple Storeからどうにかこうにか、9/25開店最初の8:00の枠を抑えることに成功しました。店舗は、昨年のリベンジも込めて銀座で。表参道も考えましたがやっぱ旗艦店は銀座ですからね。

当日店頭販売分は無しと言うのが、公式アナウンスではなく、ネットで流れ(サイトの文面を見れば、予約分のみと書いてありましたが)たのを受けて、今年は列がどうなるか?というのが気になっていたのですが、いざ前日夜行ってみると、列は無し。警備員が立っており、列を作ることを規制していました。この辺も昨年を踏まえてということでしょう。

とはいえと言うのが世の常。色々考えて、夜中から雨が降ってきていることも考慮して、開店1時間前に到着。さすがに例年のような列は全然ありませんでしたが、ごく僅かの人の列はあり、Appleの人も列整理は開始していました。名前を告げると、店員さん手持ちのiPodの中に出ているリストを確認して、予約していることを確認されます。モデル、キャリア、容量、色を再確認してじっと開店するまで雨の中待ちます。

iPhone 6s launch day in Apple Store Ginza.
天気も悪い雨の中開店まで待つ僅かな列

じっと待つだけだなぁと思ってたら、今年は恒例(?、去年あったかは不明)のコーヒーと一品(今年はチョコレートワッフル)を、配りに来てくれました。ありがたい!

iPhone 6s launch day in Apple Store Ginza.

Apple Storeのスタッフが配りに来てくれています。
今回はスタバじゃなくてR.O.STARのコーヒーでした。銀座には店舗ないはずなので豊洲からでしょうか?
iPhone 6s launch day in Apple Store Ginza.
チョコレートワッフルも!
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その後のApple Watch Sports (3カ月使ってみて)

Apple Watch Sports

色々な期待とともに発売されたApple Watch。僕の手元に発売日翌日来た Apple Watch Sportsも3ヶ月がたちました。
まだ3ヶ月なんですね、気分はもっと長くつけている感じなんですが。

製品発表から発売されるまで半年近くかかり、色々な期待、噂、懸念の声がネットを駆け回っていました。発売された今でもその是非について色々な意見が飛び交っていますね。それぞれの意見にはそれぞれの見解があるわけですが、僕個人がこの3ヶ月使った感想を以下の項目で述べたいと思います。

  • 通知としてのApple Watch
  • 電池について
  • つけている必要があるということ
  • フィットネスとしてのApple Watch
  • 音声入力
  • デザインについて
  • 着信の遅れ
  • 反応していない?Taptic Engine
  • Sportsバンドに色移りが発生

⚫︎通知としてのApple Watch
最初のレビューにも書きましたが、iPhoneを意識する時間は(何か来ていないかと確認する時間も)本当に減りました。今はもうそれに慣れてしまいましたが(人間とはあっという間に変化に慣れてしまう贅沢な生き物ですね)、こんなに意識が変化するんだなぁというのを実感させられます。とにかくちょこちょこiPhoneを見ることが減りました。その分、Apple Watch Sportsを見ている時間が増えているかもしれませんが、笑。ただ、気になるのは基本メール等通知が無いか?なので、下げている手を手元に持ってくるだけで表示されるApple Watchは、iPhoneをポケットから取り出してスリープボタン(電源ボタン)を押して通知を確認するよりもはるかに確認のステップが楽です。なんせApple Watchの画面上部に赤い点があれば、何か通知があることを示しているので、その点があるか無いかを確認してなければ手を下げればいいのです。
また、仕事でバタバタしている時ほど、サッと通知してくれるApple Watchは本当に便利で今すぐ必要な事なのかそうでないかが瞬時に判断できます。これは、大きい。

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IBMが押すCasper Suiteとは?

caspersuite


Mac at Workで明らかな担ったIBMによるMacの支援サービス。
その中で採用されたのが、JAMF SoftwareのCasper Suite。

JAMF Softwareは2002年に「汝が欲するところを人に施せ(do unto others as you would have them do unto you)」を掲げてAppleプラットフォームを効率良く管理運用するために設立された会社です。

その管理ツールとして作っているのが、今回IBMも採用したCasper Suiteです。
具体的に何が出来るのか?

  • デプロイメントとプロビジョニング
  • ソフトウェアとコンテンツの配布
  • コンプライアンスとセキュリティー
  • インベントリとレポーティング
  • セルフサービス
  • Appleツールの自動化
  • 既存ツールの自動化

に特化した内容になっているそうです。

caspersuite1

デプロイできるデバイスはMacだけに限らず、iPad、iPhoneも対象のようです。
要するにMDMですね。

日本では、Tooが取り扱っているようです。

JAMF Softwareは他にも

  • Composer : dmgやpkgを作成するためのツール
  • Casper Focus : グループ内のiPad、iPhoneに表示させるツール
  • Integrations : Microsoft SCCMプラグインを利用してWindowsインフラと統合
  • JAMF Cloud : Casper SuiteをCloudに移行
  • Relo : AndroidからiPad、iPhoneにデータを移行するための無料アプリ

というツールも用意しているようです。

他にもBlogやDiscussionsなども読み応えがある内容になっています (当たり前ですがいずれも英語です)。

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今回IBMが取り扱うことで、個人的に初めて知ったソフトウェア会社ですが、2002年からずっとAppleプラットフォームをエンタープライズ、教育方面で支えていた会社があったんですね。
まだまだ、知らないソフトウェアメーカーもあり、それによって色々な事が出来ると思うと楽しいですね。

IBMがiOSだけでなくMacまでも支援するサービスを発表

ibm_macatwork


衝撃的だったIBM MobileFirst for iOSが発表されてから、AppleとIBMによるエンタープライズ支援は、多くのアプリをリリースし、日本郵政グループがそのサービスを受ける事になったりと順調に進んでいました。

今週は、それをさらに一歩進めるMacラインナップもエンタープライズ用として活用出来るように、クラウドベースのサービスを発表しました。
すでにMac At WorkとしてWEBサイトも立ち上がっています。今は、まだIBM側からコンタクトを取るような形で登録フォームがあるのみですが、時期に色々なソリューションが紹介されるのかもしれません。

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