Ultrakam – 最高のiPhone用ビデオアプリ –

ちょっと前にUltrakamというiOS用カメラアプリを買っていました。購入時はVer 1.11でしたが現在はVer 2.2です。
なぜコレを買ったか?あまり世のBlog上で騒がれていないけど、2K解像度 (2240 x 1672) が撮れるカメラアプリなのです。現在のVer 2.2では、3K (2592 x 1936) を撮る事が出来ます(実際は2.5Kという表現の方が正しいのでは?と思いますが…)。
しかも、ただ解像度が大きいだけでなく、最大50MB/sのiFrameで撮る事が出来ます。ほぼ、Canon 5DMk2が撮れるH.264と変わらないファイルのスペックです。HDサイズを基準にした時、これだけ上下左右に余裕があるのは、スタビライズをする上でも助かりますし、少しフレーミングを変えたい場合にも有効です。iOS標準のカメラアプリではここまでのスペックが無いので、そういう意味でも大きな可能性を秘めたアプリです。

今回はUltrakamとiOS標準のカメラアプリの比較映像を作りました。Ver 1.11の時に撮影し仕上げるのに時間がかかってしまい、その間にVer 2.2になり3K仕様となったため少し違いますが、それはそれとしていつも同様Vimeoにアップしました。

Ultrakam – The great video app for iPhone – from Kentaro on Vimeo.

iOSでProResは再生出来るか?

prores-ios

結論から言えば、出来ない。最近AV Foundation周りを少し触っていて、AV Foundationをよく見ていると基本はH.264をベースに考えている事が非常に浮き上がっていて、QuickTime Xがレガシーフォーマットを捨てた理由もわからなくもありません。iOSのカメラで撮れるフォーマットがH.264で、それをベースに考えると出来るだけコーデックという考え方を排除して使う人に気にさせないようにしたい…その答えがレガシーフォーマットとの決別であり、iOSを中心としてH.264に注力した事なのでしょう。

そんな中、AV Foundation周りで書き出し機能を見ているとProResのオプションが用意されている。とはいえ、用意しているのはOS X用として用意しているのでiOSとは直接関係ない。

でも、もしかして最近になって再生出来るようになったのでは?と思いクラウド越しにファイルを開いてみたけどダメでした。
音付きで渡したのですが、音は再生されるのですが、絵が表示されません。ProResコーデックの影響は絵に対してのみ行われるから、オーディオの部分はiOSでも解釈出来るリニアPCMなので再生されるのでしょう。
iOSのiMovieに持っていったら開けるかな?と、期待したのですが、残念ながらダメでした。OS XのiMovie(10.0.3)はProRes開く事が出来るので期待したのですが…。

まぁ、ProResなんて重い素材をiOSで扱う必要ってあるの?って聞かれるとそれまで…となってしまうのですが、それはそれでと思い…。

2014.02.08-09 TokyoSnow shoot by iPhone 5s

あったかくなったり、突然寒くなったりを繰り返しながら、どんどん春になる季節ですが、2月の大雪(1回目)を撮影しまとめました。

カメラはiPhone 5sを使用。標準のカメラアプリで撮影しています。FCPXで編集しています。今回は、1カットだけ落ちてくる雫が、鬱陶しかったので、Shakeで大量の雫を消していました。それで少しアップまで時間がかかりました。

撮った素材はいつも通り全てProRes 422 (Proxy)を作って、オフラインを作り、編集作業のレスポンスを上げて使う素材が決まったら、ProRes 422(HQ)で出し直して、色を調整して仕上げていきました。

Shake-nodeGraph

ちょうど、vimeoのサムネイルに使っている部分がShakeで作業したカット。だいたいこんな感じです。一つ一つ雫を見つけて前後フレームから切り取って持ってきました。バス停の屋根に雫が見えると思いますが、一フレーム毎にみつけては消していました。

shizuku

iPhone 5sとBurberry

iPhone 5sで撮ったMarunouchiだけど、きっかけはAppleがBurberryのファッションショーをiPhone 5sで撮っているというのを見てからでした。素子サイズが大きくなっているので、画素数は同じですがiPhone 5よりも綺麗に撮る事が出来ます。

その時の動画はBurberry自身がアップしていたんだけど、AppleからもiPhone 5sを宣伝するためのCMがアップされていました。
贅沢にiPhoneをカメラとして使っていますね。

先日の30周年記念ビデオもそうだけど、最近iPhoneを使って動画を撮る事をアピールしだしていますね、確かに、iPhoneで動画を撮って一本の作品にするのは、写真と同じくAppleが考えるユーザの記念日と共に歩むiPhoneだったり、iPhoneをクリエイティブに使うというような事ともリンクするのかも。一眼DSRL系とは違い、ボケとかは得意ではないけど沢山あるカメラの一つとして使うのは凄い面白いですね。何よりも、手軽にどこにでも持ち運べるのがメリットですね。

こちらはBurberry自身がUPしている動画

“1.24.14” Behind the Scenes

MAC 30周年を祝うビデオの紹介を前回ポストしているけど、その動画のメイキングが1日おいて公開されました。この手のムービーはたくさんAppleは作ってきたけど、メイキングを公開するのはすっごい珍しいのでは?(もしかして初では?)
それだけ、iPhone 5sで撮影したという事(iPhoneの可能性を)をアピールしたいんでしょうね。

編集ソフトは何使ったのかな?やっぱりFCPX?iPhoneで撮った素材はH.264だけど、それをそのまま使ったのか?はたまたProResにトランスコードしたのか。Facetimeで撮影先の絵を見れるようにしていたみたいだけど、もしかしたらそれを受け側でも記録しておいて先にオフラインしていた?なんて思ったりもしちゃうんですが、どうなんでしょうか?編集マン21人投入というのが、何をどこまでした人がそんなに必要だったのか謎ですが、ずいぶん贅沢なiPhone動画である事は確かですね。

撮影されている風景を見ると、色々なガジェットもつけている様で。Steadicam Smoothee(スムージー)っぽいカットもあり・・・。あんなにスタビライズ出来るならちょっと欲しいかも・・・。

そしてやっぱりiPhone 5s動画をまた作りたいと思うのでした。

“1.24.14” Shot in one day entirely on iPhone.

1月24日にMacが30周年を迎えて米Appleでは、それを記念したサイトとムービーを上げていました。Appleにしては珍しい対応ですね。それをあげて終わりかなぁと思っていたら、新しいビデオ”1.24.14″をアップしました。その専用サイトまで用意してという作り込み具合。

このビデオ、iPhone 5sで全部撮影されたみたいで、ある意味贅沢にiPhone 5sをカメラとして使うというなんともうらやましい限りで。
撮影模様のショットも同サイトには掲載されています。当たり前だけどカメラ(iPhone)小さすぎ(笑)。
100台のiPhoneを使って70時間以上の素材を用意して15人の撮影監督に21人の編集マンを使って46台のiPadを使いながら86台のMacで仕上げたという作品のようです。

贅沢の限りを尽くした一作。いいなぁ。

より具体的なフローとかが気になるところ。

iPhoneで撮るってのはやっぱ面白いのかも。Marunouchiに続き、iPhone単体で作ってみようかなぁ。前回はNEX-5NとiPhone 5sを混ぜた一本だったので。

30周年記念ビデオ第一弾はこちら。

2014.01.03 in GINZA TOKYO

iPhone 5sで撮ったMarunouchiをあげて以来の、久々のVimeoへの動画投稿です。今回は、正月の初売りで賑わう銀座を行き交う人々を久々NEX-5Nを使って撮りました。レンズはSIGMA 30 EX DNを使いました。一部iPhone 5sも使っています。

2014.01.03 in GINZA TOKYO from Kentaro on Vimeo.

編集はいつもながらFCPXを使用しました。10.1(細かくは10.1.1になりました)になってからしっかり使えていなかったので、それも兼ねて触ってみました。クリップに向かって変形の”回転”と”調整(拡大縮小)”を細かく調整していたら、ちょいちょい落ちるという現象が。とはいえ、全体的な使用感に特に不満はありませんでした。
三脚は一切使わずに撮影。どうしても微妙な揺れが出てしまうので、それはFCPXの”歪み”機能を使って静止させています。
いつも通りAVCHD素材を一旦ProRes422(Proxy)でザクザク編集して、使う素材を決めたらProRes422(HQ)を新たに作って、素材を入れ替え、その後、細かい調整をかけて作り上げました。