自宅サーバを運用していると、マシンルームに格納しているわけではないので温度の問題が気になる事があると思います。特にMac miniを運用している人は、異常なまでに熱くなる本体にハラハラするのではないでしょうか?かく言う僕自身がまさにそうでした。そして同時に思いました、一体我が家のMac mini serverは表面だけでなく、内部は何度なのだろうか?極端な話表面は暑けど、中はまともな温度であれば、それでも問題はないわけです。が、表面だけで判断出来ない部分があるのも事実…。
特に今年は猛暑を超えて酷暑だったので、なおのことでした。
そして、少し調べてみるとbjangoのiStatというアプリがありました。
このiStatですが、計測したいサーバ側 (iStat Server for Mac) のアプリは、ただで入手できます。その状況を見るビューワーが有料なのです。そのビューワーがMacとiPhone/iPadのアプリがそれぞれ用意されています。
僕はMacのビューワーアプリを買うのではなく、迷わずiPhone/iPadアプリを買いました。メールサーバの様に外からサーバの温度を逐次確認出来ると思ったからです。
予想通りそれは出来ました!
以下、インストールから状況確認までです。
1. BjangoからiStat Server for Macを落としてインストールします。パスコードが出てるので覚えておきます。
2. サーバ側でファイアーウォールを動かしていたらポート「5109」を開けます。
3. iPhone/iPadでApp StoreからiStatを購入。
4. iStatを立ち上げるとLAN内のマシンをリストアップするので、iStat Server for Macをインストールしたマシンを選ぶ。
5. 先ほど覚えたパスコードを入力すればサーバ上の情報が取得出来ます。
基本はこれだけです。これに加えて、外からアクセスしたい場合は以下を行ってください。
6. ルーターにポート番号「5109」で通信出来るようポートマッピングを設定して下さい。
7. iStatアプリの右上「+」ボタンからサーバ追加の情報を入力し、サーバを選べば情報が取得出来ます。
iStat Server for Macの動作条件は
CPU : intel
OS : Mac OS X 10.6〜
です。
Mac mini Serverを使って確認していますが、iMacの情報も見えました。
PowerPCを使用している人は、旧版1.01をインストールすれば対応可能です。ただし、取得出来る情報が少し少なめです。
iStatは取得出来る情報は沢山あります。
CPU、メモリ、ハードディスクの状況(空き容量、SMART、アクセス状況等)、通信状況、ファンの状況、電源、稼働時間等
これらを見ることが出来ます。
また、その中の一部のデータは、
1時間、24時間、1週間、1ヶ月、90日、180日、365日をグラフ化して情報の推移を表示
なので、季節に伴う温度の変化を確認する事が出来るでしょう。
iPhone / iPad両対応のユニバーサルアプリです。
Mac版のビューワーアプリもあります (iStat Menus 4) が、$16で購入する必要があります。Mac App Storeでは無く、ホームページからオンラインで支払い処理をする必要があります。
サーバ側のアプリはWindows版も用意されている様です。また、オープンソースでLinux版も動いているようなので、プラットフォームまたいだ監視アプリの役割も果たしそうですね。今のところ、何かが特定の温度に行くと、エラーを出すなどの機能はありませんが。
常時温度は見る物ではないと思いますが、今年のように酷暑のときにどうなっているか?は気になると思うので、そういうときに温度を見て次の一手を考える参考にしてみてはいかがでしょうか?ちなみに僕は実践しました。それは、また次回に。