MacBookを振り返って、これからのインターフェースを見る

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AppleがMacBookを発表したのが、2015年3月のイベントで、発売は4月からでした。充電ポートも兼ね備えたUSB TypeCポートが一つだけというデザインは当初(おそらく今も)攻めすぎと言われたものでしたが、今改めて振り返るとMacBookが目指した形はなんだったのか?時間とともに見えるようになってきた気がします。

AppleのMacBookのWEBページを見るとあらためて見直すとワイヤレスというページにヒントがあるような気がします (新製品発表に伴い当該ページは無くなりました)。
iCloud、AirDrop、Bluetoothオーディオ、AirPlay、インターネット共有、Mac App Store、ワイヤレスでプリント、Time Machineと9項目にわたってワイヤレスで接続することに触れています。

何もそこまでワイヤレスにしなくてもと思いがちですが、このMacBookのサイトにはこの文言が書かれています。

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新しいMacBookは、ワイヤレス化が進む世界に対応しているだけではありません。
ワイヤレス化が進む世界のために設計されたのです。最新のワイヤレス技術と、その技術を
最大限に活用できるAppleのソフトウェアとサービスにより、必要なことのほとんどすべてを
ケーブルをつながずに行えます。ここまで身軽になると、最大9時間駆動する、一日中使える
バッテリーのために充分なスペースを持ちながら、驚くほど軽く、コンパクトなデザインにする
ことができました1。どこにでも連れて行けて、移動中でも移動先でもあらゆることができる。
新しいMacBookは、そんな自由のために作られたノートブックです。

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The Sumida-ku photography of FUJIFILM XQ1 -46

Sumida-ku Tokyo

アスペクト比(富士フイルムのカメラだと画像サイズ)をコンデジ標準の4:3に今までしていたけど、今更ながらフィルムと同じ3:2にしてみました。3:2の方が絵に締まりがあるような気がします。最近、昔の写真(フィルム)を見返す機会があって、何かが違うんだよなぁー、何か今の写真が緩いんだよなぁと思ったら、アスペクト比が違いました。すっごい今更な見落とし…。

Sumida-ku Tokyo

XQ1使うまではモノクロで写真撮ることにほとんど興味がなかったんですが、モノクロはモノクロでいいですねぇ。
色がないので、雰囲気が逆に定着するというか。更に、モノクロに対して3:2という画角は似合いますね。

Sumida-ku Tokyo
Sumida-ku Tokyo
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FUJIFILM X70登場

Toyosu Tokyo, Japan
Photo by FUJIFILM XQ1

ついに正式に富士フィルム X70がアナウンスされました (他にもX-Pro2とかありましたが)。X70は、28mmレンズ固定のカメラです。X100Tと通づるところがあると思いますが、違いはファインダーが無く、タッチパネルが搭載されているという点です。今時のカメラっぽい感じですが、X100シリーズが貫いてきたファインダーが「無い」というのは、ちょっとコンセプト的に疑問も残ります。X100Tのように、OVFとEVFのハイブリッドファインダーはコスト的に厳しかったとは思いますが、ハイブリッドでないOVFに絞ったファインダーがあっても良かったのではないか?と思います。フラッシュを無しにして、OVFが出来なかったかなぁと疑問が残ります。
X30は、EVFですが、ファインダーが着いてます。X100Tもあり、その間のX70がファインダーがありません。
まぁ、それはそれで、外付けのOVFをつければいいのかもしれませんが、コンパクトさを失うので、やっぱり疑問が残り…。

ただ、X70自体は、いいハードに見えます(触ってませんが)。サイズも、X100T以上にコンパクトで、コンパクト好きな僕としては嬉しい気になるサイズです。28mm(35mm換算時)ですが、35mm/47mmへクロップできるようにもなっているのも嬉しいところ。

チルトは使い方次第で有効だと思うので、やっぱファインダーが無いのがなぁ…。

センサー系、電子系はほぼX100Tからまんまの様な印象ですが、光学系は新しくレンズが作られてる様なので、今後にX100系に影響を及ぼすのか、気になる所です。X-Pro2は、電子系もバージョンアップされてるので、それらを混ぜ合わせたものがX100T後継に載るのか?も気になりますね。

中国の旧正月に合わせて登場する限定版Apple Watch

AppleWatch_cn_02


一部のニュースサイトには出ているので既報な情報ですが、中国の旧正月(2016/2/7-13)に合わせて、Apple Watch Sport(シルバーとゴールド)にProduct(RED)のバンドをつけたモデルが出る (リンク先はわかりやすくシンガポールサイト)ようです。

中国の旧正月をAppleが狙って出すというのは、不思議ですね。一方では、日本では今年はApple StoreのLucy Bugは、世界的なストアの販売形態に揃えていくという理由で無くなりました。その流れからすると、この旧正月モデルは少々不思議です。やぱ、時計の販売はそれだけ、異文化なんでしょうか?

売っているのは、中国シンガポール香港マレーシア台湾です。
本家、米国でも取り扱わないモデルとなるようですね。1/15から取り扱いを始めるようで、価格は他のApple Watch Sportsモデルと変わりません。
パッケージ周りも少し変わるのかな?

このApple Watchの動きは、対中国を意識した動きだと思いますが、今後もiPhoneとかでもそういうことをするのか?時計は携帯電話以上にパーソナルなものだから特殊なのか、今後の動きが気になります。

AppleWatch_cn_01

画像はApple シンガポールサイトより

The Sumida-ku photography of FUJIFILM XQ1 -45

Sumida-ku Tokyo, Japan
Film simulation by Velvia

X-Pro2、X70、X-E2sと噂通り15日に発表がありそうな感じですね。X70はリーク画像まで出る始末。それを見るとファインダーはないんですね。上部ホットシューにつくのかな?このX70の設計とかが、次のX100につながるんでしょうか。それともX-Pro2からくる思想かな。色々気になるポイントありますが、後5日待つとしましょう。

Sumida-ku Tokyo, Japan
Sumida-ku Tokyo, Japan
Sumida-ku Tokyo, Japan
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Design of Apple Watch (wired.jpより)

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年末年始の時間で、少しネットの世界をグルグル回っていました。そしたらApple Watchについて面白記事がWIRED.JPに掲載されていたので、ご紹介しようと思います。

Apple Watchの開発は、ソフトウェア面をAdobeから来たKevin Lynchが主導的に行いました。Appleのイベントでも彼がステージに立ってApple Watchを紹介していますね。
そんなKevin Lynchの側面から見たApple Watchの開発エピソードです。
>> iPhone Killer: The Secret History of The Apple Watch iPhoneよ、さらば/Apple Watchとジョブズのいない革命

結構な分量が書かれており、興味深いエピソードが多いですね。主なものを抜粋しますと…

・Kevinは来るまで何やるかわかっていなかった。
・Alan Dyeというヒューマンインターフェイスデザイナーの存在
・昼にiOS7、夜にApple Watchの検討を重ねていた
・スマートフォンが人生をダメにしているという考え
・ゴールは電話からの解放
・デジタルクラウンまでをも再現した、初期のiPhoneをマジックテープで留めたプロトタイプ
・Apple Watchがうまく機能するためには、スピードが重要であるとわかった
・モデル数を限定的にするというAppleの方針を破ることにした
・SportsとEditionは、大きく異なる製品

詳しくは是非、記事を読んでみてください。

一方、同じみJonathan Iveの視点で見たApple Watchの記事です。
>> ジョナサン・アイヴが答えた「アップルのデザイン」:そのルーツからApple Watchに至るまで #WXD

Apple Watch以外も含めての記事ですが、Jonathan Ive 本人がコメントしてる点が、貴重ですね。

Apple Watchについては、色々な議論が各所で行われています。ただ、テクノロジー、ガジェットとしての側面の話が多く、デザインという切り口でApple Watchを引いては、ウェアラブルデバイスを語った記事は少なく、そういう意味では、どちらの記事も読み応えのある記事でした。
なかなか、Appleの人が語らない事でも、このそれぞれの記事には資料的価値もある様に思えます。

関連
>> ジョナサン・アイヴの昇進から見える「アップルの未来」
>> ジョナサン・アイヴ、Appleのデザインを語る

Jonathan Iveについてはこちらの本もオススメです。
>> JONY IVE ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

AppleによるFinal Cut Pro Xのビデオチュートリアル

fcpx_tutorial01

Final Cut Proの新しいバージョンに伴い当該ページは削除されたようです。
The page seems to have been removed with the new version of Final Cut Pro.

FCPXのチュートリアルは色々検索すると出てきますが、Apple自身が出しているチュートリアルムービーがあるのをご存知ですか?
Final Cut Pro X のビデオチュートリアル
チュートリアルと言ってもテクニック的なムービーではなく、FCPXの基本的な使い方を紹介したムービーです。英語で説明していますが、日本語に訳されたキャプションが出るので、安心してみる事が出来ます(何故か一つだけ、「メディアの読み込み」だけキャプションが出てきません)。
見れるムービーは5つで、FCPXのサポートを開くとビデオチュートリアルがあり、そこから以下5つを見る事が出来ます。

ライブラリの管理
メディアの読み込み
クリップエフェクトの追加
3D タイトルの作成
共有先の作成および変更

基本的な部分とはいえ、ちゃんとAppleがこういうムービーを出しているのですから、ちょっとびっくりしました。
音周りの扱い方なども紹介してくれると嬉しいですね。