OS X Lion 新ホワイトペーパー

Appleが、OS X Lionの新しいホワイトペーパーを公開しています。
http://www.apple.com/jp/training/learn/lion.html
以下のPDFが用意されています。
・Mac Integration Basicsガイド
・エンタープライズにおけるMacの評価および導入の方法とベストプラクティス
・OS X LionとActive Directoryとの統合に関するベストプラクティス
・OS Xセキュリティ
・Macユーザーのサポート:セルフサポートモデル
・OS X Lion搭載のMacコンピュータ導入におけるベストプラクティス
・構成プロファイルを使用したOS Xの管理

Apple Certified Associate:Mac Integration 10.7向けに作られたドキュメントですが、OS X Lionに対する理解を深める良いドキュメントとなっているはずです。

各OS(OS X、iOS)のアップデート


今週は、OS X Lion、Server、iOS、AppleTVすべてに最新版が出ました。

OS X Lion 10.7.4アップデート
https://support.apple.com/kb/DL1525?viewlocale=ja_JP

OS X Server v10.7.4 統合アップデート
http://support.apple.com/kb/DL1529?viewlocale=ja_JP

iOS 5.1.1 ソフトウェア・アップデート
http://support.apple.com/kb/DL1521?viewlocale=ja_JP

About Apple TV (2nd and 3rd generation) software updates
http://support.apple.com/kb/HT4448
(*まだ日本語ページは5.0.1の情報が記載されていません)

すべて今週出ましたが、OS XとiOSが連携するようなアップデートはリリースを見る限りありません。
iOS側はAirPlayの連携が修正されたのが嬉しいです。ココ最近ずっとAirPlayの再生がうまく出来ない事が多かったので。

OS X Lionはソフトウェアアップデートから簡単に更新出来ます。
Lion Server使っている方も同様ですが、Server.appは、App Storeからダウンロード、アップデートとなります。
また、サーバ管理ツールを使っている人はソフトウェアアップデートに出ますので、同じくアップデートしましょう。
こちからかもダウンロードは出来ます。
http://support.apple.com/kb/DL1528?viewlocale=ja_JP

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iOSデバイスのグループ共有をOS X Serverで支援する

iPhone、iPadを中心としてMacやWindowsとも連携するiCloudは個人を中心としたクラウドです。色々クラウドサービスは出ていますが、会社の人たちの中でカレンダーや連絡先を共有する目的であるならば、OS X Serverを立てて、社内外からアクセス出来る形を作ると便利です。

iOSデバイスは、複数のメールやカレンダー、連絡先のアカウントを設定することが可能です。
一つは個人用、一つはグループ用として登録すれば、複数のユーザ(社員等)で、メール、カレンダー、連絡先を共有することが可能です。
クラウドサービスの中には、ビジネスに特化したものも多いですが、OS X Serverを自社に立てて運用することも可能です。
OS X Serverを立てるメリットとはなんでしょうか?デフォルトの状態(新たに何かを開発せずに)でもできることを考えてみました。
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Mac関係ドキュメントの更新

Apple発のドキュメントの更新がいくつかあったのでメモ。
OS X Lion Serverのドキュメントが、第二版に更新されてます。
具体的にどこが変更されたかはわかりませんが…。
サーバの基本的な設定を確認していく上でドキュメントは必須です。未だ日本語化されないのは残念ですが、ページ右上のプリンタアイコンをクリックすると印刷画面が出てきますので、ここからPDFとして出力する事が出来ます。iPadに入れるなどして手元に置いておきたい一つです。
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Mac mini serverの基本構築 (Lion編)

Xserveの販売が終了し、Mac ProとMac miniがサーバマシンとして販売されている中、Mac miniモデルは、大中小関わらずそのスペースファクターをいかして活躍する事が可能です。特にサイズが小さいということもあり、活躍の場は多義に渡ってありそうな気がします。
また、自宅で使いたい、使っているという人も多い事でしょう。僕も自宅で使っています。
しかし、Mac miniは元はサーバマシンではないため、ちょっとしたコツが必要です。
ここでは、Mac miniをデスクトップ機としてではなく、サーバとしてのパフォーマンスを発揮するような基本設定をしたいと思います。

1. リモートデスクトップの機能を有効にする
形はクライアントマシンですが、サーバとして使うので常時モニタを繋げる必要はありません。
設定さえ出来れば、必要な時にリモート越しに覗けばいいだけです。
Apple Remote Desktopを持っていなくても、画面共有からアクセス出来るので心配いりません。
システム環境設定 > 共有 > リモートマネージメント
のチェックボックスをチェックして下さい。
リモートでアクセス出来るユーザも限定しましょう。
「次のユーザのみ」の「+」ボタンから利用出来るユーザを登録します。
ユーザがコントロール出来る内容も制御出来るので、チェックします。
Windows、Linuxからアクセスしたい場合、「コンピュータ設定…」からVNCをチェックしてパスワードを入力ましょう。
同じ共有に「画面共有」があります。こちらは、VNCを使ってアクセスすることしか出来ません。
クライアント側のMacからアクセスする場合、画面共有アプリを使うか、Finderメニューの移動 > サーバへ接続…から「vnc://サーバアドレス」と打ち込むとサーバにアクセス出来ます。
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Push Notifications サービス

Mac OS X Serverのメールサービス機能は、新着メールの着信を教えてくれる、Apple Push Notifications(プッシュ通知)サービスがあります。
これにより、Mac OS X Serverでも、Exchangeの様にメール着信をクライアントに向かってPushしてくれます。
このMac OS X Serverのメールサービスを使っているのですが、時々なかなかPush通知が来ません。もちろん、iPhone側は、プッシュ通知を設定しております。

このMac OS X Serverが提供するプッシュ通知ですが、一度サーバにメールが届くと、Appleのサーバに通知が行き、その後プッシュ通知が端末に来る仕掛けとなっているようです。ちょっとややこしい流れですね。
どこのタイミングでプッシュが行われていないのかを確認したいのですが、家のサーバとAppleのサーバ間で何が行われているのかがはっきりしないため、追跡のしようがありません。
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Lion ServerでiCalサーバ、アドレスブックサーバの設定

ここまでは、Lion Serverのインストール、設定方法、注意事項に関して紹介して来た。
今回は具体的にユーザの登録、サービスを稼働させる話に触れたいと思う。

今回は、当Blogでもお馴染みのCalDAV、CardDAVが利用出来る、iCalサーバとアドレスブックサーバの設定について記す。
CalDAV、CardDAVのメリットに関しては過去に色々書いてきました。
OTAが便利な理由
CalDAVサービス
CardDAVサービス・クライアント

iCalサーバ、アドレスブックサーバは、秋から開始されるiCloudで使える様になるので、わざわざ構築する意味があるのか!?という人もいるだろう。
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